ロサンゼルス港、アジア輸入貨物が来週35%減へ 中国貨物停止=幹部

4月29日、 米国の主要な貿易拠点であるロサンゼルス港のエグゼクティブディレクター、ジーン・セロカ氏は、アジアからの輸入貨物が来週に35%減少する見込みだと明らかにした。同港で2024年10月撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)

[29日 ロイター] - 米国の主要な貿易拠点であるロサンゼルス港のエグゼクティブディレクター、ジーン・セロカ氏は、アジアからの輸入貨物が来週に35%減少する見込みだと明らかにした。

29日のCNBCとのインタビューで「関税を理由に多くの米大手小売業者が中国からの貨物輸送を全面停止しており、貨物量は急減している」と述べた。

停止された中国からの貨物輸送はロサンゼルス港全体の約45%に相当するという。

セロカ氏は、中国と何らかの合意や枠組みが成立するまでは、一部のコモディティーを除き、同国からの貨物量は非常に少ないと予想。ロサンゼルス港の輸入は今年後半に少なくとも10%減少するとの見通しを繰り返した。

カリフォルニア州南部のロサンゼルス港とロングビーチ港は中国からの貨物の主要な受け入れ港で、米中貿易摩擦の影響を最も受けやすい。

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