クックFRB理事、トランプ氏による解任巡り提訴へ 著名弁護士起用

米連邦準備理事会(FRB)のクック理事の弁護士は26日、トランプ大統領によるクック氏解任の試みに対し、提訴する方針を明らかにした。ワイオミング州で23日撮影(2025年 ロイター/Jim Urquhart)

[ワシントン 26日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクック理事の弁護士は26日、トランプ大統領によるクック氏解任の試みに対し、提訴する方針を明らかにした。

クック理事は、ワシントンの著名弁護士、アビー・ローウェル氏を代理人に指名。ローウェル氏はバイデン前大統領の次男ハンター氏やニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官などの弁護を担当した経歴を持つ。

ローウェル氏は電子メールで送付した記者団への声明で「トランプ大統領にはクック氏を解任する権限はない」とし、「事実上および法的根拠はない。われわれはこの措置に異議を唱え、訴訟を起こす構えだ」と述べた。

トランプ大統領は25日、クック理事が住宅ローン申請で有利な融資条件を得るために虚偽の申告をしたという疑惑を踏まえ、同氏を解任すると明らかにした。トランプ政権は、司法省に同問題を巡る調査を要請している。 もっと見る

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