ソフトバンクGの米AI工場、鴻海が運営へ-スターゲート拠点に

Debby Wu

鴻海精密工業は、ソフトバンクグループが保有する米国工場の運営を手掛ける。ソフトバンクGがオープンAIやオラクルと共同で進める5000億ドル(約73兆6750億円)規模の人工知能(AI)インフラ事業「スターゲート」計画における初の製造拠点となる見通しだ。

  ソフトバンクGは、オハイオ州にある鴻海の電気自動車(EV)工場を取得するが、鴻海は同工場をAIサーバーの生産拠点へと転換した後も運営を継続する。鴻海の劉揚偉会長が明らかにし、ブルームバーグ・ニュースの報道内容を確認した。同会長によると、ソフトバンクGはこの工場に製造設備を提供し、両社の合弁会社がAIデータセンター関連機器を生産するという。

  ソフトバンクGは、スターゲート計画の旗艦データセンター候補地として、水資源や電力、通信インフラへのアクセスを考慮し、複数の場所を検討している。AI向けハードウェアへの投資が急拡大する中、鴻海の参画は、同分野の中核を担うことを目指すソフトバンクG創業者の孫正義会長兼社長にとって追い風となる。

原題:Foxconn to Operate SoftBank’s Stargate AI Server Site in Ohio

(抜粋)

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