福岡のカラカラなダムから「集落」跡地 貯水率18%で過去2番目の低水準に迫る 「時間断水」の可能性も

13日までの秋晴れから一転、14日は全国的に雨模様となりました。

バケツをひっくり返したような大雨に見舞われたのは北海道・滝川市。 駐車場では横殴りの雨が車のボディーをたたいていました。

暴風警報が発表された留萌市では、うねりを伴った波が岸壁に打ち寄せていました。

冷たい雨に見舞われた札幌市。 道行く人はマフラーや手袋をする冬仕様です。

屋根をたたく激しい雨が降ったのは新潟県。 この雨で視界は真っ白に染まりました。

紅葉シーズンを11月に控える神奈川・箱根町では、雨が木々をぬらしていました。

雨は正午ごろ横浜市内でも降り始めました。 雨にぬれないよう、ジャケットを頭からかぶる女性の2人組が駆け込んだのはドラッグストア。

店から出てきた2人は買ったばかりの傘を手にしていました。

突然の雨で傘を購入した女性: ジャケットをかぶっていたので(雨で)ぬれちゃった…。(Q. 急だった)傘持ってなくて。

大きなかばんをかざして雨をよけていた男性もいました。

かばんを頭に乗せて歩く男性: 雨が降ると思ってなくて、急に降り出してびっくり。今から美容室に行くけど、ここから30分歩く。(Q. 髪をぬらしたくない?)美容室に迷惑をかけちゃう。(Q. かばんは重くない?)めっちゃ重い。筋トレしているので大丈夫。

全国的に雨模様となる中、深刻な渇水に悩まされている場所がありました。

福岡・朝倉市にある江川ダムです。

現在の状況はというと…。

水資源機構 筑後川上流総合管理所・黒田浩一副所長: 現在(満水時から)約33メートル下の所に水面がある状況。かなり水位が下がっている状況。

満水時のダムは木が生えているところまで水位が達していますが、14日の貯水率はわずか18%。 ダムの風景は一変した状態です。

水資源機構 筑後川上流総合管理所・黒田浩一副所長: この時期からの降雨は少なくなる。少し心配な状況。福岡では平成6年(1994年)にも大きな渇水が発生している。

32年前にもダムが直面した危機的な渇水。その際は…。

当時の映像: 私は今、福岡県の水がめ江川ダムの上空を飛んでいますが、ダムというよりはまるでため池のように無残な有り様です。

“平成の大渇水”とも呼ばれた当時の映像。 江川ダムは底が一部剥き出しになっていました。

現在の水位は、この時以来、過去2番目の低水準に迫っているといいます。

特別に許可を得て、取材班はダムの底へ。

すると、水が枯れ、底の土は剥き出しとなり、ひび割れが生じている箇所もありました。

そして目に飛び込んできたのは、建物の壁とみられるもの。 かつて人々が暮らしていた集落の跡が現れました。

なぜダムの渇水は続くのでしょうか。

9月、平年の1カ月半ほどの雨がたった1日で降った福岡県。 しかし、ダムがある朝倉市では2026年8月の降水量はわずか24mm。

平年の1割ほどにとどまっていたのです。

水資源機構 筑後川上流総合管理所・黒田浩一副所長: 状況によっては時間断水といった対策が考えられてくる。

列島が不安定な天候に翻弄される中、日本のはるか南の海上に発生しているのが“台風のたまご”。

気象庁のスーパーコンピューターでは、まとまった雨雲が北上し、来週金曜日の23日ごろには関東などにかかる可能性が浮上しています。

台風が発生すれば2026年の30号となり、年間の発生数で13年ぶりとなります。

まだまだ続きそうな秋の台風シーズン。 引き続き十分な注意が必要です。

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