話題株ピックアップ【昼刊】:トーセイ、キオクシア、さくらネット
■キオクシア <285A> 2,235円 +119 円 (+5.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率8位
キオクシアホールディングス<285A>が大幅高で3連騰。同社は5日、経営方針説明会を開催した。このなかで、国内での生産能力を増大させる方針を示し、中長期的な成長を見込んだ買いを誘ったようだ。NAND型フラッシュメモリーを生産する同社は29年度までに前工程に関して四日市工場では高性能製品への切り替えを進めて出力を増加させる計画。また、北上工場では大容量製品を中心に拡大をし、長期的に四日市工場と同等規模の生産能力に増やしていく。北上工場では第2製造棟での生産を予定通り今年の秋に開始する。またAIシステム向けの高性能製品の展開を進め、超高性能フラッシュメモリーなどを用いて開発した「Super High IOPS SSD」については26年下半期のサンプル出荷を目指す。■さくらインターネット <3778> 3,980円 +160 円 (+4.2%) 11:30現在
さくらインターネット<3778>が8日続伸となっている。同社は5日、JERA(東京都中央区)との間で電力インフラと連携したデータセンター(DC)の新設に向けた検討に関する基本合意書を締結しており、これが材料視されているようだ。この合意書は、JERAが所有する既存の発電所構内でDCの整備を検討していくことを定めたもの。検討が進捗することにより、JERAのクリーンな電力を活用したデジタルインフラを、さくらネットから提供することが可能になるという。■プロネクサス <7893> 1,106円 +19 円 (+1.8%) 11:30現在
プロネクサス<7893>は堅調。5日取引終了後、開示書類作成支援システム「PRONEXUS WORKS」のオプションサービス「WORKS-i」において、インプレス(東京都中央区)が提供する連結決算システム「iCAS」の会計データを直接取り込める機能を提供開始したと発表した。これが手掛かりとなっている。■セリア <2782> 2,674円 +30 円 (+1.1%) 11:30現在
セリア<2782>がしっかり。5日の取引終了後に発表した5月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比1.4%増となり、3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。客数が同1.9%増と伸長したことが牽引した。なお、全社売上高は同4.1%増だった。■東京ガス <9531> 4,790円 +48 円 (+1.0%) 11:30現在
東京ガス<9531>が3日続伸している。午前9時ごろ、26年3月期の連結業績予想について、最終利益を1340億円から1830億円(前期比2.5倍)へ上方修正したことが好感されている。オーストラリア子会社の清算決定に伴い、同社に係る為替換算調整勘定の取り崩しによる利益が計上されることになったが、為替レートが確定し、特別利益への計上額が680億円の見通しとなったことが要因としている。■ユカリア <286A> 1,176円 +10 円 (+0.9%) 11:30現在
ユカリア<286A>が反発している。5日の取引終了後、医療・介護業界向けに特化したHRテック領域でのDXソリューションを展開するエピグノ(東京都中央区)株式の62.3%を7月1日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視されている。子会社化により、医療機関向けHR支援の高度化と展開加速や、HRデータの活用による経営支援の拡張などのシナジー創出が期待されている。取得価額は非開示としている。同時に、医療的ケアが必要な高齢者でも受け入れ可能な介護福祉施設の運営を手掛けるウェルフォース(東京都葛飾区)と資本・業務提携すると発表した。ウェルフォースが実施する第三者割当増資をユカリアが引き受け、発行済み株数の19.7%を取得する。医療と介護の連携を強化し、シナジーを創出するのが狙いという。なお、両件が業績に与える影響は軽微としている。■マクドナルド <2702> 6,040円 +30 円 (+0.5%) 11:30現在
日本マクドナルドホールディングス<2702>がしっかり。5日の取引終了後に発表した5月度売上高で、既存店売上高が前年同月比14.7%増と5カ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視されている。4月に続いて「チキンタツタ」シリーズを全国のマクドナルド店舗において期間限定販売したことに加えて、21日から「てりやきマックバーガー」と「てりやきチキンフィレオ」をテーマに北海道・瀬戸内・博多それぞれのご当地食材を使用した4つの新商品を期間限定で販売したことが寄与した。また、「ひるまック」セットの「マックフライポテト」Mサイズと「ドリンク」MサイズがそれぞれLサイズに無料でサイズアップできるキャンペーンを12日から16日まで実施したことも寄与した。なお、全店売上高は同16.5%増だった。■ispace <9348> 744円 -300 円 (-28.7%) ストップ安売り気配 11:30現在
ispace<9348>が大量の売り注文を浴びている。同社の月面着陸船「レジリエンス」は6日未明、月面への着陸を試みたものの、その後通信が確立できない状態となった。YouTubeを通じたライブ配信では、着陸予定時刻を過ぎても状況について確認中などとアナウンスされ、スタッフらの険しい表情が映し出された。ライブ配信は結果が明らかにされないまま終了となったが、同日午前8時55分に同社は通信の回復が見込まれず、月面着陸の確認が困難であり、ミッションの終了を判断したと開示した。月面着陸の成功を期待していた投資家からの処分売りが殺到している。同社にとって月面着陸の挑戦は2回目。マイルストーンのうち、月面着陸を完了させる「Success9」を達成できなかったため、一部の顧客からの売り上げとして最大2億3800万円を計上できない可能性があると公表した。また、Success9の未達については保険範囲に含まれておらず、保険金の受領は見込んでいないとしている。■アインホールディングス <9627> 5,098円 -601 円 (-10.6%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
アインホールディングス<9627>が急落した。同社は5日の取引終了後、25年4月期の連結決算を発表。売上高は前の期比14.3%増の4568億400万円、営業利益は同17.4%減の168億7100万円、最終利益は同18.8%減の92億6100万円となった。売上高は計画を上回ったものの、利益が下振れして着地したことがネガティブ視されたようだ。販売管理費が計画を上回り、利益を圧迫する要因となった。26年4月期の売上高は前期比14.3%増の5220億円、営業利益は同29.6%増の218億6000万円、最終利益は同23.6%増の114億5000万円を計画。2期ぶりの最高益更新を見込む。5月29日に発表したさくら薬局グループの子会社化による影響は現在、精査中としている。■メタプラネット <3350> 1,285円 -78 円 (-5.7%) 11:30現在
メタプラネット<3350>は大幅反落。東京証券取引所が6日から、同社株の信用取引による新規の売り付けと買い付けにかかる委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)にすると発表。これによって個人投資家からの資金流入が細るとの見方が出ている。また、日本証券金融も同日以降、貸借取引自己取引分と非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)にすると発表した。■パナHD <6752> 1,548円 -57.5 円 (-3.6%) 11:30現在 東証プライム 下落率6位
パナソニック ホールディングス<6752>が売られ、前日比で一時4%を超す下げとなった。テスラ<TSLA>の最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスク氏が減税法案をSNSで批判したことを受け、トランプ米大統領は5日、マスク氏に対する失望感を表明した。両者の対立関係が浮き彫りとなるなかで、同日のテスラ株は急落し、下落率は14%を超えた。パナHDはテスラの電気自動車(EV)向け電池を供給するサプライヤーとしてテスラ関連株とみなされていた経緯から、テスラ株の急落にツレ安する格好となった。■シリコンスタジオ <3907> 882円 +150 円 (+20.5%) ストップ高買い気配 11:30現在
シリコンスタジオ<3907>がカイ気配スタート。同社はコンピューターグラフィックス技術を駆使して、ゲームの開発支援や販売などを主力展開しているが、5日取引終了後に任天堂<7974>に対し、「ニンテンドースイッチ2」の性能・機能を活用したゲームタイトル開発のための環境構築で協力したことを発表、これを手掛かり材料に投資資金の攻勢を誘っている。シリコンスタは今後も両社の持つノウハウや技術を融合させることにより、引き続き任天堂のゲーム専用機の性能・機能を生かした高品質のゲームタイトル開発環境を整備していく方針を明示しており、今後の業容拡大への期待が買いの根拠となっている。■売れるG <9235> 1,692円 +161 円 (+10.5%) 11:30現在
売れるネット広告社グループ<9235>が急伸。同社は5日の取引終了後、連結子会社の売れる越境EC社が提供するTikTok Shop運営代行サービスに関し、上場企業を含めた複数のEC企業と正式契約を締結していると発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。日本でのTikTok Shopは正式ローンチ前であるが、受注した契約企業のうち、情報公開に同意したクライアントについては、社内で検討したうえで進捗情報として公表する予定だとしている。■三菱製鋼 <5632> 1,633円 +137 円 (+9.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
三菱製鋼<5632>が急騰、1510円台で収れんする5日・25日移動平均線を足場に大陽線を示現、一気に1600円台に乗せてきた。自動車やトラック、建設機械のほか、デジタル家電向けに特殊鋼及び精密ばねなどを製造しており、素材から製品までワンストップで生産できる優位性を生かし、利益成長トレンドに突入している。ここ防衛関連株人気が波状的に続いており、物色の裾野も広がっている。特に旗艦銘柄である三菱重工業<7011>が大株主に入っている銘柄群に投資資金の攻勢が目立つ。そのなか、同社は三菱重工が6%超の株式を保有する実質筆頭株主で注目度が高まった。業績好調に加えPER8倍前後、PBR0.5倍台、配当利回りも5%近くあり、バリュー株の側面も評価され水準訂正狙いの買いを引き寄せている。 ●ストップ高銘柄イシン <143A> 1,478円 +300 円 (+25.5%) ストップ高 11:30現在
など、2銘柄 ●ストップ安銘柄ispace <9348> 744円 -300 円 (-28.7%) ストップ安売り気配 11:30現在
以上、1銘柄 株探ニュース