大泉洋さん「水曜どうでしょう=必要悪」 新作・展望…軍団一問一答
放送30周年を迎えるHTB(北海道テレビ)発の人気番組「水曜どうでしょう」のイベント「水曜どうでしょう祭UNITE2026」が4~6日、札幌市の大和ハウスプレミストドームで開かれた。
6日、鈴井貴之さん、大泉洋さん、藤村忠寿さん、嬉野雅道さんら「どうでしょう軍団」が報道陣の取材に応じ、30周年への思いやファンへの感謝を語った。主なやりとりは以下の通り。
水曜どうでしょう祭UNITE2026の様子。全国からファンが駆けつけた=2026年9月、札幌市の大和ハウスプレミストドーム、HTB提供□
――大泉さんが番組で長年口にしてきた「訴えるぞ!」を元にした模擬裁判企画「どうでしょう裁判」が盛り上がりました。
大泉洋さん お祭りも何回もやっているわけですけど、割と名場面みたいなことで振り返ることが多かったので、ちょっと違う切り口はないだろうかと考えまして。どうでしょうファンの中には確実に弁護士の方も多いだろうから、本当の弁護士をお呼びして、過去のVTRの中から「私がこれだったら勝てるんじゃないか」というのを裁判形式で戦ったらどうだろうというアイデアを出しまして。
私が訴えたいことというのは「どうでしょう」の中ではやはり名場面なので、そういう形で振り返るというのも面白いんじゃないかと。違う切り口で挑ませていただいたんですけど、実際やっぱり面白かったですね。楽しく2日間、ネタもね、変わって面白かったなと。
――ご自分で発案されたと。
大泉洋さん 自分で発案して自分で裁判で負けるという(笑) たいへん私らしい企画でしたよね。娘にも言われました。「負けた方が面白い」と。娘はよくわかってます。負けて勝つ。それが私の戦いだと。
――改めて「水曜どうでしょう」は大泉さんにとってどういう存在ですか。
大泉洋さん 「必要悪」と。この一言でしょうかね。あっていいことはあんまないんですけど……。しかし一番私に求められている仕事で。やっぱりなんといっても面白いですよね。やっぱり圧倒的に面白い番組を作っているな、というところは誇りに思ってます。
――「一生どうでしょうします」宣言をされている。
大泉洋さん あれはちょっと錯乱状態ではありましたけど。実際このように、この年になってもやっているわけでございます。
水曜どうでしょう祭UNITE2026の様子。大泉洋さんがHTBの社長・局長ら幹部が担ぐ神輿で登場すると大歓声に包まれた=2026年9月、札幌市の大和ハウスプレミストドーム、HTB提供――鈴井さんも、この30年を振り返っての心境を。
鈴井貴之さん 30年経年してきて、ますます「水曜どうでしょう」という番組がわからなくなりました。
領域としては自分たちでこういう番組を作って、視聴者の方に受け止めていただきたいという思いは最初の頃はあったんですけども。それが30年経った今となってはこれだけたくさんの方がいらっしゃって、それぞれの受け止め方って全く違うと思うんですよね。
我々4人もそれぞれ30年経って、30年前とはそれぞれ考え方も違っているのも当然なことであって。考え方だとか価値観だとか違う人たちが30年経っても集まって一つのもので喜べる、楽しめるっていうことが不思議ですし、幸せですし、わからなくなりましたっていう感想。これはいい意味です。
すべていい意味で、そういう印象を持っているんで。「水曜どうでしょうって鈴井さんにとって何ですか」って言われたら、正直もうわかりません。
若い頃はそれこそ、「なんで生きていこう」とかこういうことって思いますけど、還暦も過ぎたら「なんで生きていくんだろう」とかっていうのはちょっとわかんない。いい意味で、そんなにかたひじ張らないでやっていけるような、そういう領域に何か「水曜どうでしょう」というものを感じて、受け止めております。
水曜どうでしょう祭UNITE2026の様子。鈴井貴之さん、大泉洋さん、藤村忠寿さん、嬉野雅道さんら「どうでしょう軍団」が集結した=2026年9月、札幌市の大和ハウスプレミストドーム、HTB提供――新作の「次」に向けた展望は。
藤村忠寿さん ありません。展望はうちはありません。もう新作、今、編集するのだけ考えると。後のことは一切ないですね。展望を持ったことないです。
――新作も、3年前の飲み会の席から誕生した。
藤村さん まあそうですね。その程度ですから。その程度で。やりたいんだったらやるだろうなという展望はあります。会社からいくら言われようと、我々がやりたいと思わなければやらないっていう。
水曜どうでしょう祭UNITE2026の様子。全国からファンが駆けつけた=2026年9月、札幌市の大和ハウスプレミストドーム、HTB提供――若い頃と30年経った今で、ロケに挑む心持ちや番組への向かい方に変化はありますか。
大泉洋さん 私に関して言いま…