米国債格下げ、他の経済データと同様の扱い=ジェファーソンFRB副議長

米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長は19日、格付け会社ムーディーズによる米国債の格付け引き下げについて、金融政策を決定する際の他のデータと同様に扱うとの認識を示した。2023年10月撮影(2025年 ロイター/Ann Saphir)

[アメリア島(米フロリダ州) 19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長は19日、格付け会社ムーディーズによる米国債の格付け引き下げについて、金融政策を決定する際の他のデータと同様に扱うとの認識を示した。

ジェファーソン氏はアトランタ連銀の金融市場会議で「われわれは今回の格下げを、入ってくる他の全ての情報と同じ視点で捉える」と指摘。FRBに義務付けられた目標の達成に及ぼす影響という観点から考えるとし、政治・経済的な文脈での解釈は控えるとした。

「われわれは、雇用最大化と物価安定という2つの使命を達成しようとしている。現在のように金融市場が変動している時期にはFRBの使命に焦点を当て続けることが重要だ」と改めて強調した。

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