OPPOの新作スマホ。AIも防水もFeliCaも、5万円以下に詰め込み

Photo: ヤマダユウス型

普段使いには十分過ぎるねぇ。

OPPOからミドルレンジ向けスマホの最新機種「OPPO Reno 13 A」と「OPPO Reno 14 5G」が発表されました。

「OPPO Reno 13 A」の価格は4万8800円。ややミドルハイ向けとなる「OPPO Reno 14 5G」の価格は7万9800円。この物価高の時代に、どちらもお手頃価格!

今回の製品発表にあわせて、OPPOはエントリーからハイエンドまで、全モデルのスマホ(タブレットも)に生成AI機能を搭載すると発表しました。「最新機能はハイエンドのもの」といった風潮があるなかで、この宣言はなかなかアツいですね。

生成AI機能の便利さを実感してもらうべく、OPPO AIを体験できるリアルイベントも企画しているとのこと。開催時期は2025年8月11日〜8月17日、場所はハラカド2Fイベントスペース。

デイリースマホ+αの完成度

左から、アイスブルー、チャコールグレー、ルミナスネイビー。

というわけで「OPPO Reno 13 A」から見ていきましょう。背面はポリカーボネート製でマットな手触り。FeliCa対応ですがあえてのFeliCaロゴは無し。おかげでシンプルな印象になってますね。

ディスプレイは6.7インチの有機EL。最大輝度は1,200ニト、最大リフレッシュレートは120Hz。CPUはミドル向けとしては定番のSnapdragon 6 Gen 1で、RAMは8GB。バッテリー容量は5,800mAhのたっぷりサイズ。

厚みは7.8mm、重さは約192g。やっぱり200gをきると軽さを感じますね。

カメラはトリプルレンズ構成で、約5000万画素の広角(光学手ブレ補正対応のメインカメラ)+約800万画素の超広角+約200万画素のマクロ。インカメラは3200万画素の高い解像度があり、セルフィーの画質も良好です。動画撮影は4Kに対応

OPPO AIはネットワーク接続が必要なクラウド型AIですが、それゆえパワー控えめのデバイスでも使えるのが強みです。「OPPO Reno 13 A」でも、AI消しゴム反射の除去、被写体ブレを修正するぼけ除去といった、写真に対してのAI機能が充実しています。録音の文字起こしなども可能

写真の他にも、ドキュメントの生成要約などといった文章の生産性を高めてくれる機能も。「上司への返信、この内容で問題ないかな…」みたいな状況でも、スマホだけでAIと相談できるわけです。

防水・防塵性能は最高水準となるIP69準拠。なんと水中撮影もイケるレベル! 海水に浸すのはさすがにアウトですが、川遊びなどのアクティビティがより楽しめそうです。水中のお魚や苔、撮りたい。

「OPPO 13 Reno A」は、2025年6月26日(木)より順次発売。防水やFeliCaなど普段使いに欲しい機能を備えつつ、AI機能も使えて5万円以下。この多機能網羅っぷりはさすがのOPPOでしょう。

望遠レンズとフラッシュ撮影はお好き?

左から、オパールホワイト、ルミナスグリーン。

こちらはやや上位モデルとなる「OPPO Reno 14 5G」。グローバル展開に先駆けて、日本での公開が初めてとなるモデルだそうな。

背面はベルベットガラス加工で、シルクのような手触り。オパールホワイトについては人魚をモチーフとしたエレガントなデザインになっていて、特別感もマシマシ!

ディスプレイは約6.6インチの有機EL、最大輝度は1,200ニト、最大リフレッシュレートは120Hz。CPUにはMediaTek Dimensity 8350を採用し、RAMは12GB。Dimensity 8350は2024年末に発表された新しめのSoCですね。AnTuTuスコアは140万ほどで、ミドルレンジとしては高パフォーマンス。ゲーミング用途としても本機をプッシュしていました。

CPU以外での「OPPO Reno 13 A」との大きな違いは、カメラ機能でしょう。

約5000万画素の広角(光学手ブレ補正対応のメインカメラ)+約5000万画素の3.5倍望遠(光学手ブレ補正対応)+約800万画素の超広角、という構成。コスパよく望遠撮影が楽しめるモデルですね。動画も4KHDR撮影に対応しています。

また、3つの高輝度なフラッシュライトを搭載し、暗闇でのカメラ撮影も得意。フラッシュ撮影が推しのスマホってのはは珍しいなぁ。

左が「OPPO Reno 14 5G」のフラッシュ撮影、右がiPhone 15 Proのフラッシュ撮影。

実際に暗室ブースで撮影してみると、血色の良いフラッシュらしい絵が撮れました。手持ちのiPhoneのフラッシュ撮影と比較してみましたが、「OPPO Reno 14 5G」の写真ではモデルの髪にハイライトが出ており、明らかに光量が多い。バーや夜道などでの暗闇撮影が楽しめそう。

「OPPO Reno 14 5G」は、2025年7月17日より順次発売予定。本体デザインも独特で、ミドルレンジながら所有欲も刺激してくれるモデルに仕上がっています。バッテリーは6m000mAh、IP69準拠の防水・防塵やFeliCaにも対応していますよ。

AI機能をAIと意識せず使える日も近そう

AIは一部の人のものではなく、すべての人のパートナーとなるべき」とは、オウガ・ジャパン専務取締役の河野謙三氏の言葉。エントリーからハイエンドまで機能差なく生成AIを提供していくOPPOのスタイルは、まさに有言実行といえます。

5万円以下のスマホでAI消しゴムや文章生成、さらに録音の文字起こしといった最新機能が使えるだなんて、数年前ではなかなか想像できなかったものです。いずれはAIかどうかは気に関係なく、便利な機能として当たり前に使うようになるかもしれませんね。

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