イスラエル「ヒズボラ武装解除へレバノン支援の用意」、駐留縮小示唆
イスラエル首相府は25日、レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラの武装解除を巡る取り組みでレバノン政府を支援する用意があると表明した。写真はイスラエルとヒズボラの戦闘で被害を受けた後に再開した市場。5月19日、レバノン南部のナバティーエで撮影(2025年 ロイター/Aziz Taher)
[エルサレム 25日 ロイター] - イスラエル首相府は25日、レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラの武装解除を巡る取り組みでレバノンを支援する用意があると表明した。
レバノン内閣は今月、ヒズボラといった勢力の武装解除に向けた米国の枠組みの目的を承認した。
イスラエル首相府は、もしレバノン軍がこの計画を実行に移し始めたら、レバノン南部での軍事的プレゼンスを縮小することを示唆。前日にはイスラエルのネタニヤフ首相がヒズボラ武装解除計画に深く関与しているトム・バラック米特使と会談していた。
首相府の声明は「レバノン軍がヒズボラ武装解除を実施するために必要な措置を取るならば、イスラエルは(イスラエル軍による)段階的な削減を含む相互的な措置に関与するだろう」としている。イスラエル軍がレバノンの5つの駐留地から完全に撤退するかどうかについては明言していない。
イスラエル軍は、昨年11月にヒズボラとの停戦に合意して以来、国境付近のレバノン南部に駐留を続けている。
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