【中日】西武に惜敗...借金完済ならず 7回大島痛恨バント失敗、8回上林、板山連続三振 村松2号も空砲 髙橋宏8回2失点完投も6敗目
■プロ野球 交流戦 西武 2-1 中日 (14日 ベルーナドーム) 中日は西武に1点差で敗れ連勝ならず。前日は延長戦を制し借金1とし、勝てば5月3日以来の勝率5割だったが反撃及ばず再び借金2となった。試合は先発・髙橋宏が初回に内野ゴロ間に失点すると、4回には長谷川に4号ソロを浴び0-2。打線は相手先発・與座の前に5回まで無得点も、6回に9番・村松の2号ソロで1-2と反撃。しかし7回無死一、二塁で大島が犠打失敗、8回は1死二、三塁も連続空振り三振など終盤の好機を生かせず1点が遠かった。 石川昂が11試合ぶりに7番・サードでスタメン出場。松山はベンチを外れた。 先発の髙橋宏は今季12度目の登板、2勝5敗、防御率3.38。前回の7日・ロッテ戦(バンテリンドーム)は8回5安打3失点(自責3)で勝ち負けつかず。登板3試合連続で加藤匠とのバッテリーを組む。 相手先発のアンダースロー・與座に対し、1番・岡林が右越え二塁打を放つと、田中が犠打を決め1死三塁。しかし上林は二直、ボスラーは三ゴロに倒れる。 直後の1回裏、髙橋宏は先頭の西川に中前安打を浴びると、滝澤の犠打が内野安打となり無死一、二塁。3番・牧野に犠打を決められ二、三塁から、ネビンの遊ゴロ間に三塁走者の生還を許し1点を失う。 1点を追う2回表は、5番・カリステ、7番・石川昂が見逃し三振に倒れ三者凡退。3回は2死から岡林が右前安打を放つも、田中が空振り三振に倒れる。 髙橋宏は2回裏、1死から7番・長谷川に右前安打を浴びるも、後続を打ち取る。さらに3回裏、2死無走者から、牧野にボール先行となり中前安打、ネビンの左前安打は大島がファンブルする間にそれぞれ進塁許し二、三塁から、山村には死球を与え満塁に。それで源田を二ゴロに打ち取り追加点は許さない。 しかし4回に先頭の長谷川に左翼ポール際への4号ソロを浴び0-2。5回は先頭の滝澤に右前安打を浴びるも、牧野の左中間への打球を大島がスライディングしながら好捕。ネビンは空振り三振、滝澤の盗塁も阻止しダブルプレーで3人で片づける。 打線は4回、5回と三者凡退。5回まで岡林のわずか2安打に封じられる。 それでも6回、先頭の村松が右翼席への2号ソロを放ち1-2。村松はプロ通算4本目で初めて、神宮球場以外での一発となった。なおも無死で1番・岡林が打席に立ったが中飛、田中が右飛、上林が二飛に倒れ追加点を奪えず。 さらに7回にはボスラーに代わり、代打・板山が右前安打を放ち出塁。カリステは三ゴロも相手の悪送球で無死一、二塁。しかし大島が犠打を試みるもファウルフライで送れず1死。さらに石川昂は代わった甲斐野の前にボテボテの三ゴロで2死二、三塁。ここで加藤匠に代打・川越を送るも三ゴロに倒れ同点機を逃す。 髙橋宏は6回は内野安打を浴びるも無失点、7回は9番からの相手打線を三者凡退に抑え尻上がりに調子を上げていく。 8回表は3番手・ウィンゲンターに対し、村松、岡林が連続四球で無死一、二塁。田中はきっちり犠打を決め1死二、三塁と好機を広げたが、上林、板山が連続空振り三振に倒れまたも好機を逃す。 髙橋宏は8回裏も登板し、1死からネビンに10安打目となる左前安打を浴びるも無失点に抑える。9回は守護神・平良の前に追いつくことができず試合終了。髙橋宏は8回を投げ116球、10安打、2四死球、1奪三振、2失点で6敗目(2勝)を喫した。