NYダウは続落 OpenAIの収益目標未達観測、半導体関連が全面安
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【NQNニューヨーク=横内理恵】28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落し、終値は前日比25ドル86セント(0.05%)安の4万9141ドル93セントだった。半導体関連株が全般に売られ、相場の重荷となった。
同日に四半期決算を発表したコカ・コーラなどディフェンシブ株の一角の上昇はダウ平均を支えた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)電子版が27日、人工知能(AI)開発のオープンAIが利用者数や売上高において社内で設定した目標を達成できていないと報じた。
サラ・フライア最高財務責任者(CFO)は売り上げが伸びず、将来的に半導体やクラウドサービスといった計算能力を巡る契約の支払いが出来なくなる可能性を懸念しているという。
オープンAIと契約を結んでいる銘柄の一部が売られた。エヌビディアが下げ、ダウ平均の構成銘柄ではないがクラウド事業を手掛けるオラクルや半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、ブロードコムなどに売りが膨らんだ。
半導体製造装置株の下げも大きかった。
米商務省が先週、半導体製造装置のアプライドマテリアルズ(AMAT)やラムリサーチ、KLAなどに対して中国の半導体製造委託、華虹半導体に一部製品の販売を禁止したと、ロイター通信が28日に報じた。ロイターによると華虹半導体はAI向けに使用可能な先端半導体製造技術を開発したという。
AIエージェント導入の動きがAIインフラ需要の拡大につながるとの見方などから、足元で半導体関連株の多くが大幅に上昇していた。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は前週末にかけて18日続伸し、エヌビディアは27日に半年ぶりに上場来高値を更新した。半導体セクターの過熱感は強く、利益確定や持ち高調整の売りが広がった。
原油高も投資家心理を冷やした。米とイランの戦闘終結に向けた交渉への不透明感から、米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近6月物が一時1バレル101ドル台後半に上昇した。
イランが提示した案にトランプ米大統領が懐疑的な見方を示したと伝わった。米CNNによるとイランは2〜3日以内に新たな提案を出す可能性があるという。対話は続いているが、交渉が長期化する可能性が意識された。
ダウ平均の構成銘柄では同日発表した四半期決算で、中東不安を背景に需要への不透明感とコスト上昇見通しを示したシャーウィン・ウィリアムズも売られた。
ダウ平均は上げる場面もあった。コカ・コーラが上昇した。28日朝に発表した2026年1〜3月期決算で売上高などが市場予想を上回り、通期の利益見通しを引き上げた。
前週までに決算発表を終えたユナイテッドヘルス・グループやジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)にも買いが入った。シェブロンも上昇した。アナリストが目標株価を引き上げたアップルも買われた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落し、終値は前日比223.301ポイント(0.89%)安の2万4663.799(速報値)だった。半導体や半導体製造装置に加えてメモリーやストレージなどAIインフラ関連銘柄の下げが目立った。SOXは続落した。
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