デビュー5周年の男女7人GENIC、初武道館でドームアーティスト宣言!「この勢いを持ってなりたいです」
メジャーデビュー5周年の男女7人組ダンス&ボーカルグループ・GENIC(ジェニック)が5日、東京・日本武道館で単独公演を開催した。タイトルは『GENIC 5th Anniversary Live at 日本武道館』。目指してきた“聖地”での初公演で、約7000人の観客を前に、2時間で全23曲を披露した。
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待ちに待った夢舞台。7人(西本茉生、宇井優良梨、雨宮翔、増子敦貴、西澤呈、金谷鞠杏、小池竜暉)は、増子が作詞したオープニング曲『IT’S SHOWTIME』から魂のステージを展開。鍛錬してきた歌、ダンス、ラップを次々と披露した。
増子が「武道館! 調子はどうですか」、雨宮が「もっと、Say yeah!」、全員で「武道館、最高!」などとあおりを入れたが、西澤が作詞、作曲、編曲の16曲目『アンストップパブル』までノンストップでパフォーマンスを続けた。
その間、雨宮、西本はダンスブレイク、宇井は西澤のピアノに合わせて創作ダンス、増子と金谷はバラード曲の『サヨナラの理由』をデュエット、小池は自身が作詞、作曲した『ラストシーン』のソロ歌唱で観客をひきつけた。初披露の最新曲『Locus』では、西澤がDJパフォーマンス、小池がギターを担当。文字通り、7人が持てる能力を発揮する構成だ。
GENICは、さまざまなアーティストを輩出してきたエイベックスのDNAを継承する新グループ育成プロジェクトのa-genic PROJ ECをへて、コロナ禍の2020年5月27日にCDデビュー。逆境での始動だったが、リリースとツアーを重ね、2024年春にリリースした3枚目アルバム『N_G』では、オリコンデイリーアルバムランキング1位を獲得した。
現在、20歳~27歳で平均年齢23.71歳のメンバーは、個々に俳優、作家、モデルなど多岐に渡って活動。その中で1年前に決まった日本武道館公演を大きなモチベーションに準備を重ねてきた。開演前、最年長27歳でリーダーの西本は言った。
「5年間、この大一番のためにやってきました。すごく高まっているので、それを思い切りぶつけたいです」
25歳の増子は「世の中的にはありふれた水曜日かもしれないですが、自分たちにとっては今日が特別な日です。そして、予定をこじ開けて来てくださった皆様の一人ひとりに僕らの進化した姿を届けられるように頑張りたいです」と言葉に力を込めていた。
この日は、グループにとってワンマンライブでは初となるバンド編成。15曲目『ENDER』は、放送中のフジテレビ系アニメ『暗殺教室』のテーマ曲でライブでは初パフォーマンスとなった。MCに入ると、西本「来たぜ! この日が。楽しみにしてたか~。念願の日本武道館ですよ」と切り出した。
増子は「武道館、元気ですか。朝起きたら髪の毛が真っ赤になっていました」とボケつつ、生きていた中で一番楽しいです」と声を弾ませた。
宇井は「ビジュ、大丈夫かな」と気にしつつ、「武道館~」と叫んでみせた。
その後もわちゃわちゃトークで仲の良さを見せ、ライブは終盤へ。19曲目『あきらめられないのさ』の前には、西本には念願のステージに立てた充実感を口にしつつ、「僕らにはまだあきらめられない夢があります」と言った。そして、本編ラストは原点回帰でデビュー曲『SUN COMES UP』を歌い、踊った。