【速報】小型ロケット「カイロス3号機」再び打ち上げ“中止” 30秒前に緊急停止 5日午前11時10分に再挑戦へ

 4日午前11時から予定されていた小型ロケット「カイロス」3号機の打ち上げは、予定時刻を過ぎても打ち上げられず、中止されました。 【LIVE】「スペースワン」が会見 民間小型ロケット「カイロス3号機」再び打ち上げ中止  ベンチャー企業「スペースワン」によりますと、打ち上げの30秒前にシステムが緊急停止したということです。  スペースワンは4日午後2時に行った会見で、緊急停止の理由について、カイロスの飛行位置や速度を検知する人工衛星からの信号の受信状況が悪く、自動で安全を感知するシステムが反応したと明らかにしました。  ロケットの機体そのものに異常はないということで、次回の打ち上げは、5日の午前11時10分に改めて行うと発表しました。

 「カイロス」3号機は、当初2月25日に打ち上げを予定していましたが、発射3日前に天候を理由に延期が発表されました。その後、3月1日に再設定されましたが、発射の約30分前に再び延期が発表され、和歌山県串本町の見学場に集まった人たちからは「とにかく悲しい」「信じられない。きょうはあがると思った」など落胆の声が聞かれました。  スペースワンは1日の会見で、延期について「風速が当初想定していたものよりかなり弱く、機体にかかる負荷が強くなると懸念したため打ち上げを中止した」と理由を説明し、「地元の方からは多大なる応援をいただいていて感謝している。我々自身も、早く打ち上げ人工衛星の軌道投入を成功させたい。きょう以上に打ち上げに適した環境で挑みたい。」と話していました。  翌2日には、打ち上げ日が3月4日に再設定されたことが発表され、ロケットの発射場近くのホテルでは予約が相次ぐなど、再び期待が高まっていました。

 カイロスは、これまでに2回、2024年3月と12月に打ち上げられましたが、1号機は直後に爆発し、2号機は約3分後にセンサーの異常などの理由で飛行中断措置が取られ、いずれも失敗に終わりました。  3号機の打ち上げは3月25日まで予備期間が取られていて、日本の民間ロケットとして初めて人工衛星を地球の軌道に投入する計画です。

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