午前6時半からファンが列 中島みゆき展に道外からも「青春時代の曲、感無量」

開幕した中島みゆき展。会場には代表的な曲の歌詞が書かれた幕が展示されている(5日午前10時ごろ、塩原真撮影)

 中島さんの出身地である北海道で5日に開幕を迎えた「中島みゆき展(特別協賛オカモトグループ)」。会場の道立帯広美術館(帯広市緑ケ丘2)には、初日から多くのファンや市民が訪れ、にぎわいを見せた。  この日は開館を待つ30人以上が午前6時半から列をなし、午前9時半の開館と同時に続々と入場した。来場者は会場で流れる中島さんの楽曲を聴きながら年表を見たり、歌詞を読み込んだりして「中島みゆき」の世界観に浸っていた。  新潟県から夫の信康さん(66)と訪れた柳智子さん(60)は「1970年代からのファンで、みゆきさんの曲は青春時代の曲。夫と年表を見ながら思い出を振り返った。いろいろな表情のみゆきさんが見られて良かった」と笑顔を見せた。  グッズ販売も盛況。千葉県の柴谷由子さん(60)は限定品を手に入れるため、息子と2人で先頭に並んだという。柴谷さんは「何十年もファンで楽しみに来た。購入できて良かった。感無量」と喜んでいた。

開幕を祝いテープカットする関係者。写真右から野上館長、熊坂帯広放送局長、宮下ゼネラルプロデューサー、亀井統括マネージャー、伊東取締役

 同展は歌手の中島みゆきさんに関する初の大規模展覧会。帯広美術館の野上義秀館長、角川武蔵野ミュージアムKKM事業部長の宮下俊ゼネラルプロデューサー、オカモトホールディングス経営企画本部広報部の亀井孝典統括マネージャー、STVの熊坂伸広帯広放送局長、十勝毎日新聞社の伊東肇取締役がテープカットし開幕を祝った。

 宮下ゼネラルプロデューサーは「中島さんと、ファンそれぞれの関係性を見つけるきっかけになると思う。時間をかけて楽しんで」と語った。一般1800円、高大生1100円、中学生800円、小学生以下無料。(菊地青葉)

◆関連記事中島みゆき展開幕、初日から大勢のファン 時代は巡り歌は永遠-十勝毎日新聞電子版(2025/04/05)

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