トランプ大統領また閣僚“更迭” 「戦争を始めない」破り若い世代に不満 MAGA派亀裂

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 トランプ政権は、チャベスデレマー労働長官が辞任すると発表しました。複数のスキャンダルで調査を受けていて、事実上の更迭とみられます。イラン情勢を巡る過激な言動や政権幹部の相次ぐ解任で、トランプ大統領の支持離れに拍車がかかっています。

部下と不倫や勤務中に飲酒疑惑

デレマー労働長官のSNSから 「常にアメリカの労働者を第一に考えるという使命を推進するうえで、大きな進展を遂げたことを誇りに思います」

 ニューヨーク・タイムズによると、部下との不倫や勤務中の飲酒などの疑惑に加え、出張費用を私的な旅行に流用したことも浮上しているデレマー労働長官。監察官が数カ月にわたって調査していました。事実上の更迭とみられます。

 第2次トランプ政権では先月にノーム国土安全保障長官が、今月2日にはボンディ司法長官が解任されていて、政権を去るのはデレマー労働長官で3人目です。

 また、アメリカメディア・ポリティコによると、ラトニック商務長官も解任候補に浮上していると報じています。

 閣僚の更迭が相次ぐ中、トランプ大統領に対する支持層からの不満も表面化しています。

「偉大であり続けるためには、時に関わらなければならないのです。覚えておいてください。私は平和をもたらす者です」

 17日、アリゾナ州の集会でこう演説したトランプ大統領。アメリカメディアによると、会場の2階より上の座席はロープで仕切られ、空席のままだったといいます。

 「戦争を始めない」と約束して、2期目の当選を果たしたトランプ大統領。不満を募らせているのが、若い世代です。

 アメリカCBSテレビなどの世論調査では、イラン情勢を巡るトランプ大統領の対応について30歳未満の72%が「支持しない」と答えました。トランプ大統領の熱烈な支持層「MAGA(Make America Great Again)」派にも亀裂が入っています。

 かつての盟友・グリーン元議員。今はトランプ大統領を公然と批判しています。

グリーン元議員のSNSから(18日) 「トランプ氏はアリゾナ州での集会で、イスラエルはレバノンへの爆撃を停止すると主張しました。しかし、彼がそのことを誇った直後、イスラエルは再びレバノンへの爆撃を開始しました。トランプ氏は平和の大統領でもなければ、真実を語る人物でもありません」

 11月の中間選挙を前に、支持を取り戻したいトランプ大統領。今後、言動がさらに激しくなる可能性があります。

(2026年4月22日放送分より)


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