転売スイッチ2を買う人は情報弱者? 「保証なし」「ボッタクリ価格」でも買う人への呆れ声
スイッチ2の転売価格が落ち着きを見せるなか、それでも6万円台で購入する人が存在する現象に読者から疑問の声が殺到。「保証なしで買う意味が分からない」「7万円なら正規で多言語版が買えるのに」といった冷静な指摘が相次ぐ一方、転売ヤーへの「ざまぁ」感情も色濃く表れているようです。
マグミクスが配信した「スイッチ2発売から1週間、『転売問題』に異変? メルカリで値崩れ、売れ残り続出…『ざまぁ』の声も」という記事に、多くの反響が寄せられています。転売価格が10万円超から6万円台まで下落するも、それでも一定数売れ続けている現状について、読者たちからは「なぜ転売品をそこまでして買うのか」と呆れの声が上がっています。
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元となる記事では、発売日から1週間経ったNintendo Switch 2の転売状況について、フリマサイトの調査結果をもとに解説しました。発売当初は8万円、9万円、なかには10万円以上で出品されていた転売品が、6万円台まで下落。さらに売れ残りも多くある状況でした。
確認できた限り、メルカリで直近最も安く取引されていたのは6万2000円の「Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)」でした。この価格でメルカリの販売手数料10%と送料850円を差し引くと、転売ヤーの手元に残るのは5万4950円で、利益はわずか4970円という計算になります。商品確保の労力や発送の手間を考えると効率の良いビジネスとはいえないのではないか、と指摘しました。
さらに注目すべきは、任天堂が導入した転売対策の効果です。スイッチ2には従来の保証書が付属しておらず、代わりにレシートや領収書、納品書が保証の役割を果たします。転売ヤーの多くは「個人情報保護の観点からも、納品書の同封はいたしかねます」としており、身元特定のリスクを抱えることになる構造が明らかになりました。この保証問題が転売品購入への警戒感を高め、需要を抑制する効果を生んでいると分析しました。
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寄せられたコメントを全体的に見ると、転売品を購入する人への疑問や批判的な意見が大勢を占めていました。特に目立ったのは、保証問題への懸念と、より良い選択肢があることを指摘する声です。「7万円出すなら転売ヤーから買わずに、Nintendoの抽選で多言語版を申し込んだほうが賢いです」という提案には多くの共感が寄せられました。多言語版は希望小売価格6万9980円(税込)で、具体的な抽選倍率は明かされてはいないものの、国内版よりも比較的入手しやすいという報告もSNSではあがっています。
また、発売済みのソフトラインナップを踏まえ「そこまで魅力的なローンチタイトルが無い」として、急いで購入する必要はないのではないか、といった意見も寄せられています。
保証問題については「1年保証なんかいらないから転売物を買うって人もいるみたいだけど、私は必要です」として、実際に初代スイッチのコントローラーが故障し、レシートで無償修理してもらった経験を語る読者もいました。さらに本体が熱くなることや排熱など現状の使用感から、保証が受けられない転売品購入への疑問を呈する意見が相次ぎました。
そのほか読者からは転売ヤーに対する容赦ない批判が相次ぎました。「身バレしたくないからと必要書類を送りたくないのは身勝手」「恥ずかしくないのか」といった厳しい声とともに、価格暴落への「ざまぁ」感情も色濃く表れており、転売行為への社会的な嫌悪感の強さが改めて浮き彫りになりました。
(マグミクス編集部)