話題株ピックアップ【夕刊】(3):イクヨ、フルッタ、ニューテック

イクヨ <日足> 「株探」多機能チャートより
■イクヨ <7273>  712円  +100 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値  イクヨ<7273>はストップ高。26日取引終了後、定款の一部変更によって新たに投資業務を行えるようになったことに伴い、成長戦略と資産運用の多様化を目的としてビットコインを定期購入することを決めたと発表した。7月から1年間にわたり毎月最大1億円程度のビットコインを購入する。総投資額は最大12億円程度の予定。これが材料視されている。あわせて、水素自転車や水素燃料電池などの事業展開を行うYOUON JAPAN(東京都新宿区)を子会社化すると発表した。これまでの業務提携関係を更に発展させる狙いがある。このほか、デジタル通貨のマイニングを手掛けるYIMIAO TECH(シンガポール)、ステーブルコインを活用した国際送金・金融インフラ分野で実績を持つGalactic Holdings(米国)との間でそれぞれ業務提携することを明らかにした。

■フルッタフルッタ <2586>  218円  +26 円 (+13.5%)  本日終値

 フルッタフルッタ<2586>が大幅高。同社はきょう、ふるさと納税サイト「さとふる」で、自社のアサイードリンク「フルッタアサイーシリーズ」と今春発売した「ピタヤスムージー」が、千葉県袖ケ浦市の返礼品として取り扱いが開始されたと発表。これが株価を刺激したようだ。

■ニューテック <6734>  1,588円  +105 円 (+7.1%)  本日終値

 ニューテック<6734>は高い。26日取引終了後、8月中間期の連結業績予想について売上高を23億5000万円から29億円(前期比35.6%増)へ、営業利益を1億4000万円から1億6500万円(同18.7%増)へ、純利益を1億800万円から1億2300万円(同15.0%増)へ上方修正すると発表。これが好感された。第1四半期において、監視カメラ市場向け製品や注力商材であるハイエンド市場向けストレージ製品(MAGNAシリーズ)の販売が計画を上回って推移したことに加え、キッティングサービスビジネスも堅調に推移。第2四半期もこの販売傾向が継続する見通しであることから売上高・利益を上方修正した。

■GFA <8783>  282円  +17 円 (+6.4%)  本日終値

 GFA<8783>が高い。同社は26日取引終了後、子会社が保有と支援を行っている「ZoomARTトークン(ZMAT)」が、暗号資産取引所のBitMartへの上場が決定したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。実物アートをもとにしたトークンで、上場は6月30日を予定しているという。

■サイトリ細胞研究所 <3750>  786円  +31 円 (+4.1%)  本日終値

 サイトリ細胞研究所<3750>が大幅に4日続伸した。同社は26日の取引終了後、子会社のADRセラピューティクスがサウジアラビアのキング・アブドゥラ国際医療研究センターとの間で、臨床試験の共同実施に向けた趣意書を締結したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。ADRセラピューティクスが開発・製造・販売を行うセルーション遠心分離器やセリューションセルセラピーキットを用いて採取した細胞(ADRCs)による治療の安全性、有効性の検証を目的とした臨床試験を、サウジアラビア国内において共同で実施する。難治性疾患への有効な治療法・治療技術の開発と医療現場での普及を目指し、強固な協業体制を構築していく。

■ビーグリー <3981>  1,298円  +46 円 (+3.7%)  本日終値

 ビーグリー<3981>は高い。光通信<9435>のグループ会社が26日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、ビーグリー株を5.06%取得したことが判明。これを受けて思惑的な買いが入っている。保有目的は「純投資」としている。報告義務発生日は6月19日。

■アクリート <4395>  948円  +33 円 (+3.6%)  本日終値

 アクリート<4395>は反発。26日取引終了後、「SMSとLINEを活用した新たなメッセージ配信プラットフォーム」の共同開発を進めるフォーグローブ(東京都品川区)との関係強化を図るため、当該企業を子会社化すると発表した。コミュニケーション事業の事業領域拡大とアライアンス拡張、それに伴う収益性向上を目指す。これが材料視された。

■TMN <5258>  492円  +16 円 (+3.4%)  本日終値

 トランザクション・メディア・ネットワークス<5258>は3日ぶり反発。26日取引終了後、735万2900株(自己株式を除く発行済み株数の19.9%)を上限に27日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。これが好感された。資本効率の向上を図ることともに経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行と株主還元策の一環として実施する。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、TMNは27日に予定通り買い付けを実施し、上限株数を取得した。

■オプロ <228A>  1,383円  +39 円 (+2.9%)  本日終値

 オプロ<228A>が動意。この日午前11時ごろ、帳票出力DXサービス「帳票DX」について、日本郵政<6178>傘下の日本郵政コーポレートサービスが全国40万人の郵政グループ社員を対象とした給与明細や源泉徴収票の電子化に向けてサービスを導入したと発表した。これにより、給与支給日の深夜0時から1時にかけて10万件を超えるアクセスが発生しても安定稼働が可能となり、郵政グループ社員はスマートフォンや自宅のパソコンから24時間いつでも給与明細を確認できるようになるという。

■エプコ <2311>  762円  +18 円 (+2.4%)  本日終値

 エプコ<2311>が大幅高で4連騰となり、年初来高値を更新した。同社は26日の取引終了後、25年12月期の連結業績予想の上方修正を発表しており、ポジティブ視されたようだ。今期の売上高予想は従来の見通しから4億1600万円増額して65億3000万円(前期比16.5%増)、営業利益予想は1億2800万円増額して4億2600万円(同27.5%増)に見直した。営業利益は減益予想から一転増益を計画する。子会社で想定を上回る太陽光パネル関連工事を受注し、中間期の売上高と営業利益が計画を上回る見込みとなった。 ●ストップ高銘柄

 ジオコード <7357>  905円  +150 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値

 ビート <9399>  1,005円  +150 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値  など、4銘柄 ●ストップ安銘柄

 デリバリコン <9240>  583円  -100 円 (-14.6%) ストップ安   本日終値

 以上、1銘柄 株探ニュース

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