リアル鉄道・物流管理シム『Transport Fever 3』はなんとParadox Interactiveから発売へ。“予算37億円”渾身の新作は、パブリッシャーもビッグに
Paradox Interactiveは5月6日、Urban Gamesが開発する『Transport Fever』シリーズの最新作、『Transport Fever 3』のパブリッシャーとなることを発表した。従来の作品では、Good Shepherd Entertainmentがパブリッシャーを務めていたが、今作ではより大規模な販売・運営体制を見据えているとみられる。
『Transport Fever 3』は2026年内に発売予定のシミュレーションゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S。本作は、鉄道や船舶、航空機などを使った輸送網を構築・管理する『Transport Fever』シリーズの最新作だ。
本作にてプレイヤーは温帯・砂漠・熱帯・亜寒帯の4つの環境のエリアを舞台に、鉄道・道路・航路にまたがる物流ネットワークを管理・運営する。250種類以上の電車やバス、路面電車、トラック、船、飛行機などを組み合わせ、都市をつなぎ、幾多の産業を活性化させて一大経済圏を作り上げていくゲームだ。
そんな『Transport Fever 3』には、その開発規模と比較して莫大な費用が注ぎ込まれている。弊誌では昨年、開発者のBasil Weber氏にインタビューを行っていた。それによると、『Transport Fever 3』の予算は2400万米ドル(約37億円・当時のレート)で、その9割を開発費に充てているそうだ。
更に驚くべきことに、Urban Gamesは外部からの融資は受けておらず、全て過去にリリースしたゲームの売り上げによる自己資金のみで運営しているという。インタビュー時点で同スタジオの社員数は25名。少人数体制を維持しつつ、市場のニッチな期待に応えてきた職人肌なシミュレーション専門のインディースタジオだ。
そんな『Transport Fever』シリーズのパブリッシングを担当してきたGood Shepherd Entertainmentは、主に熱心なファンのいる特定のジャンルに作品を送り出してきた比較的小規模なパブリッシャーだ。一方で、このたびは新作『Transport Fever 3』が、Paradox Interactiveのパブリッシングで展開されることが発表されたかたち。
Paradox Interactiveといえば、『Europa Universalis』、『Hearts of Iron』、『Stellaris』など大規模シミュレーション作品を数多く手がけているほか、『Cities: Skylines』シリーズなどのパブリッシング事業も精力的におこなっている大手企業だ。近年の同社の作品は日本語ローカライズもおこなわれており、『Transport Fever 3』のグローバル展開を見据えた判断かもしれない。Urban Gamesの長年の積み重ねの成果として、作品規模が拡大したこともうかがえる『Transport Fever 3』。Paradox Interactiveの支援を受け、『Transport Fever』シリーズが今後どのような展開を見せるのか注目したい。
『Transport Fever 3』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに2026年内に発売予定だ。
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