国勢調査を装う“詐欺”に注意……「信じてしまうかも」「見分けつかない」不安も “特典あり”うたう怪メール【なるほどッ!】
国の情報基盤となる国勢調査が20日から始まります。国勢調査を装って訪問や電話、メールで個人情報などを入手しようとする事例があるとして、国が注意喚起しています。実際にはどんなケースがあったのでしょうか。本物の調査員を見分けるコツを紹介します。
森圭介アナウンサー「20日から始まる国勢調査を装った詐欺行為が懸念されるとして、19日朝、村上総務大臣は『調査員を装いメール・電話・訪問により個人情報を入手する行為が見受けられる』と、注意喚起しました。国勢調査は、聞いたことがある方はたくさんいると思います」鈴江奈々アナウンサー
「やったことがあります。結構な分量の質問があって、毎回大きい封筒で届けられます」
森アナウンサー「国勢調査は、日本に住んでいる外国人を含むすべての人を対象に5年に1度行われます。国が行う最も重要な統計調査で、回答が義務づけられています」「調査内容は氏名や性別、家族構成、出生の年月、配偶者の有無、5年前にどこに住んでいたかなど、さまざまな全17項目あります」「選挙のことなどいろんなことにも使われますが、身近な暮らしにも使われています。例えば、地域に必要な避難所の数。その地域にどんな人がどれくらい住んでいるのかが分からないと、それに合った適切な数の避難所は作れません」「家族構成なども調査されますので、保育所が足りないんだったら作らなくてはいけないというようなことにもつながってくるので、かなり大事な調査です」忽滑谷こころアナウンサー
「どこにどれだけ、どんな人が住んでいるかというデータがこういったところに生きてくるんですね」
森アナウンサー「『いや、ちょっと自分答えたくないな』ということではなく、国の情報基盤になるので、非常に重要な調査と言えます。20日から調査員が原則、全国の家庭を訪問して調査書類を配ります。郵送ではありません。不在の場合はポストに投函することもあります」「なんで郵送じゃないの? と疑問に思うかもしれません。直接訪問すると、その家に実際に住んでいるのかどうか確認できます。人口減少や空き家の問題もありますが、家は建っているけど住んでいないということが、これで確認できるということもあります」「では、どうやって回答をするのか。主に2つのパターンがあります。いわゆる紙の調査票に直接記入するか、インターネットでの回答です。期間は紙での回答は10月1日~ 8日、インターネットの場合だと届き次第10月8日までです」
「届いた封筒の中に書類があり、そこからインターネットにアクセスすることができます」