[J1アルビレックス新潟]同点に追い付く意地も…勝ち点3遠く 1-1で岡山と引き分け、14戦勝ちなし

新潟-岡山 後半、白井永地がシュートを決め1-1=ビッグスワン
新潟-岡山 後半、白井永地がシュートを決め1-1=ビッグスワン
新潟-岡山 後半、ゴール前で必死に守る新潟の選手たち=ビッグスワン
新潟-岡山 引き分けに終わり、整列する新潟の選手たち=ビッグスワン
新潟-岡山 引き分けに終わり、整列する新潟の選手たち=ビッグスワン
新潟-岡山 サポーターにあいさつする新潟の選手たち=ビッグスワン
新潟-岡山 サポーターの声援を受けながら引き上げる新潟の選手たち=ビッグスワン
後半、同点ゴールを決め、仲間とハイタッチする白井永地(中央)=ビッグスワン
新潟-岡山 後半、小野裕二が頭で合わせるがゴールならず=ビッグスワン
新潟-岡山 前半、指示を出す入江徹監督=ビッグスワン
新潟-岡山 前半、長谷川元希がループシュートを放つ=ビッグスワン
新潟-岡山 試合前、選手を鼓舞する新潟サポーター=ビッグスワン

 J1アルビレックス新潟は第33節第2日の4日、デンカビッグスワンで岡山と対戦し、1-1で引き分けた。リーグ戦の未勝利は14試合連続となった。通算成績は4勝10分け19敗。勝ち点を22とし、順位は最下位のまま。残り5試合で、残留圏との勝ち点差は「9」。次節でのJ2降格決定は免れた。最短で降格が決まる可能性があるのは、第35節第1日の25日。同節最終日、新潟-神戸の前日となる。

 前半、新潟はプレスをかいくぐり前進する場面もあったが、決定機はつくれなかった。24分、自陣ゴールそばでボールを奪われ、先制点を許した。

 後半22分、右サイドからのクロスをゴール前でMF奥村仁が落とし、詰めていたMF白井永地が押し込んで、同点に追いついた。得点後は勢いが増し、サイドを中心に攻め込んで好機をつくったが、ゴールには至らなかった。

 J1は他に7試合を行い、京都は川崎と1-1で引き分けて勝ち点60とし、2位に浮上した。柏は横浜Mに1-0で競り勝ち、5試合ぶりの白星で同60に伸ばし、得失点差で3位。神戸は浦和に0-1で屈して同60のまま。総得点で柏を下回り、4位に後退した。

 広島は町田に2-1で逆転勝ちして勝ち点58とした。町田は同55から伸ばせなかった。福岡は横浜FCを1-0で下し、名古屋はC大阪に2-1で勝った。清水-FC東京は1-1の引き分けだった。

 新潟の第34節は18日午後2時から、東京都調布市の味の素スタジアムで東京Vと対戦する。

◎FW小野裕二の話(9試合ぶり出場) 試合に出ていなくても、チームにいい影響を与えられるようにと思って過ごしてきた。チャンスをもらえたが、結果を残せなかったのは自分の力のなさ。

◎入江徹監督の話 後半はピッチを広く使って相手を押し込むことができたが、前半からこの形を徹底して出したかった。得点シーンはリスクはあったが、選手の判断でボランチ2人がゴール前に入ったところは良かった。

◆「ほぼ負けに等しい」

 勝ち点1では、今の新潟には焼け石に水だ。入江徹監督就任以降、このままでは勝利を見ないまま、シーズンが終わりかねない。

 敗戦なら、次節でのJ2降格決定が色濃くなる中、選手たちは後半に意地を見せた。

 相手を押し込んでいた後半22分、クロスをMF奥村仁が折り返し、MF白井永地が右足で合わせた。「狙っていたし、あとは本当に気持ちだった」

 しかし、主力を欠く岡山が相手でも同点が精いっぱい。後半での投入が続くFWブーダのシュートはこの日も不発。「ほぼ負けに等しい」(主将のDF堀米悠斗)試合だった。

 これで、入江監督は13戦勝ちなし。就任からの連続未勝利は、J1最長となった。

 残留を争う他クラブの結果に救われ、かろうじて次節東京V戦での降格は回避した。だが、崖っぷちであることは変わらない。

 「サポーターは最後まで戦うことを求めている。そこは裏切れない」と堀米。力強い言葉とは裏腹にやるせなさもにじんでいた。

(運動部・片野透)

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◆スコア速報

・得点者 前半24分 一美和成(岡山)      後半22分 白井永地(新潟)

<新潟>ホーム

▽スターティングメンバー GK  21  田代  琉我 DF  25  藤原  奏哉 DF   5  舞行龍ジェームズ DF  15  早川  史哉 ⇄ ジェイソンゲリア DF  31  堀米  悠斗 ⇄ 橋本健人 MF   8  白井  永地 MF  22  新井  泰貴 ⇄ 植村洋斗 MF  28  島村  拓弥 ⇄ 小原基樹 MF  41  長谷川  元希 MF  30  奥村  仁 ⇄ 谷口海斗

FW  99  小野  裕二 ⇄ ブーダ

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