なぜレアル・マドリーへ? なぜユニの名前表記を『トレント』に?…アレクサンダー=アーノルドが入団会見に登場

【欧州・海外サッカー ニュース】イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドがレアル・マドリー入団会見に出席した。

レアル・マドリー入りのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが入団会見で意気込みなど、あれこれを語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じる。

6歳の頃からリヴァプールで育ち、今やトップチームで生え抜きスターとなるアレクサンダー=アーノルド。だが、そんな自身のルーツともいえるリヴァプールとの契約満了を選び、レアル・マドリーでの新たな挑戦を決断した。

イングランド代表活動を挟み、レアル・マドリーでの入団会見に出席した26歳サイドバックは「とてもワクワクしている」とし、その喜びを語る。

「長いこと待ちわびた日さ。こうしてここに来られてとても嬉しく、誇らしい。ここに来るのは夢だったけど、まだすべき大変なことが山ほどある。すぐにでもスタートしたい」

「レアル・マドリーがトロフィーを掴む姿は僕にとって珍しい光景じゃない。このクラブに加入した大きな理由は素晴らしい歴史の一部となり、これからの成功の一翼を担いたいと思ったからだ」

「始動が楽しみだ。クラブワールドカップでアメリカに直行するけど、そこでもトロフィーが目標なんだ。素晴らしいスタートを切りたいね」

また、新たに指揮を執るシャビ・アロンソ監督にも「僕はリヴァプールのファンとして育った。今の監督がイスタンブールで素晴らしいプレーをした信じられないような決勝を目の当たりにしたんだ」とし、こう続ける。

「彼とは話をしたよ。少しだけね。コミュニケーションが取れてよかった。子供の頃から憧れの存在だったと伝えたんだ。そんな彼とこうして仕事ができるなんて夢が叶ったようなものさ」

「おそらく僕の成長において、プレーに大きな影響を与えた人。彼にも彼のパスを出す姿から頑張って練習し、到達したいという思いをもち、基準を設けたと言ったよ」

「まだちゃんと会って話をしたわけではない。これから僕に何を求めているのかを話し合えると思う。でも、僕だけが新たにというわけじゃなく、彼もチーム全体に自分のアイデアを伝える必要があるし、時間がかかるかもね」

「とはいえ、彼は監督として、元選手として、どれほど素晴らしいか証明済み。フットボールに対する知識も豊富だ。僕はできるだけ情報を吸収するために彼の周りでスポンジのようになれればと思う」

そして、レアル・マドリーでのプレーにも「多くの選手にとって、手が届かなかったり、現実離れした話。ここでプレーしたイングランド出身選手もほんの一握りだ。その一員になれたし、興奮している」と述べた。

なお、レアル・マドリーでは背番号「12」の割り当てが決定。ユニフォームネームが「トレント」という点についても説明している。

「ヨーロッパを旅すると、名前が3つあったり、ダブルネームだったりで周りの人を迷わせているのに察するんだ。アーノルドと呼ばれれば、アレクサンダーと呼ばれたり、アレックスって呼ぶ人もいて、トレントと呼んだりもされる」

「だから、簡単にしようと背中に『トレント』って書いて、トレントとして知られるようにしようと思ったんだ。それが僕の名前だし、みんなもそう呼んでくれるはずだ」

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