バフェット氏、過去最高のバークシャー株60億ドル分を寄付 ゲイツ財団などに

 米投資会社バークシャー・ハサウェイ創業者で会長のウォーレン・バフェット氏(写真)は27日、同社株式60億ドル分をマイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏が設立した慈善団体「ゲイツ財団」などに寄付した。2024年5月撮影(2025年 ロイター/Scott Morgan)

[27日 ロイター] - 米投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRKa.N), opens new tab創業者で会長のウォーレン・バフェット氏は27日、同社の株式60億ドル分をマイクロソフト(MS)共同創業者のビル・ゲイツ氏が設立した慈善団体「ゲイツ財団」と慈善団体4団体に寄付した。バフェット氏は20年前から財産の寄付を進めてきたが、今回の寄付額は年間で最大となる。

約1236万株のバークシャー・クラスB株の寄付により、バフェット氏の慈善団体への寄付総額は600億ドルを超えた。

バフェット氏はゲイツ財団に943万株、スーザン・トンプソン・バフェット財団に94万3384株、そして子どものハワード氏、スージー氏、ピーター氏がそれぞれ率いる3つの慈善団体にそれぞれ66万0366株を寄付した。

バフェット氏は、報告されている発行済み株式数に基づくと、今回寄付後もバークシャー社の株式の13.8%を保有している。

フォーブス誌によれば、27日の寄付前の同氏の純資産は1520億ドルで、世界で5番目に裕福だった。寄付後は6位に後退する。

バフェット氏は声明の中で、バークシャー株を売却するつもりはないと改めて主張した。

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