トヨタの新「5人乗り“FR”セダン」がスゴい! スッキリ上質な「カクカクデザイン」×400馬力超えのパワフル「V8ユニット」搭載! 全長5.3m級「ひろびろ車内」も魅力の「新センチュリー」改良モデルどう変わった?
トヨタはフラッグシップセダン「センチュリー(セダン)」を一部改良し、2025年12月1日から発売しました。今回の改良では、最新の安全装備の採用に加え、マルチメディア機能の強化が図られています。
時代の要請に応えるための「確実なアップデート」
トヨタの最高級セダンである「センチュリー(セダン)」が一部改良を受け、2025年12月1日から発売開始となりました。
伝統のショーファーカーは、どのような進化を遂げたのでしょうか。
センチュリーは、1967年の初代モデル登場以来、日本を代表する最高級ショーファーカーとして独自の立ち位置を築いてきました。
2023年にはSUVタイプのPHEV「センチュリー(SUV)」が加わり、さらに「ジャパンモビリティショー2025」では、センチュリーを「トヨタの最上位ブランド」と位置づけると同時に、2ドアの「センチュリークーペ」コンセプトを披露するなど、センチュリーブランドはいま、新たな広がりを見せています。
そんななか登場した今回のセンチュリー(セダン)一部改良の大きなポイントは、安全性能の進化です。
最新の「トヨタセーフティセンス」を搭載し、プリクラッシュセーフティは検知対象を拡大。車両や歩行者、自転車に加え、昼間の自動二輪車にも対応するほか、交差点での支援機能も強化されました。
さらに「プロアクティブドライビングアシスト」の採用により、歩行者や自転車、駐車車両などへの接近時には、ステアリング操作や減速を穏やかにサポートします。
後席重視のイメージが強いセンチュリーですが、こうした先進安全機能は、ドライバーの安心感を高めると同時に、過度な介入を避けた自然な制御によって、後席の快適性も向上させてくれます。
上質で落ち着いた走りを持ち味とするセンチュリーにふさわしい、「気配りの行き届いた安全性能」へと進化したといえるでしょう。
マルチメディア機能もアップデートされています。
8インチHDディスプレイを採用した「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」を標準装備し、操作性と視認性を向上しました。
もともと後席には、20スピーカーのトヨタプレミアムサウンドシステムと11.6インチのリヤシートエンターテインメントシステムが備わっていますが、前席乗員にとっても必要な情報へスムーズにアクセスできる環境が整えられました。
時代に即した実直なアップデートといえます。
もちろん、センチュリー(セダン)の本質である静粛性や上質な乗り心地、ゆとりの後席空間などは健在です。
パワーユニットも、システム最高出力431馬力を発揮しなめらかな走りを実現する5リッターV型8気筒エンジン+モーターのハイブリッドシステムを継続します。
外観デザインの変更などもされておらず、全長5335mm×全幅1930mm×全高1505mmの、一見シンプルながら細部まで丹念に仕立てられる堂々としたエクステリアも変わりません。
伝統を重んじながら、安全性や利便性といった「目立たない部分」まで着実に磨き上げる姿勢は、いかにもセンチュリーらしい進化のかたちでしょう。
派手さはありませんが、そのぶん、このクルマに乗る人ほど違いが分かる一部改良といえます。
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最新のトヨタセーフティセンスによる安全性能の向上や、マルチメディア機能の充実は、時代の要請に応えるための確実なアップデートです。
今回の一部改良によって、センチュリー(セダン)は「変わらないために進化する」という姿勢を、あらためて明確にしました。
一方で、静粛性や品格といったセンチュリーならではの価値は、これまで通り大切に守られています。
センチュリーはこれからも、今回の一部改良のように静かに進化を続けていくことでしょう。
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど
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