【中日】ロッテに競り勝ち交流戦初勝利! 3連敗で止める 代打・ブライトがV打 初回小島から2点先制 大野2勝目 松山セトップ21S目
■プロ野球 交流戦 中日 3ー2 ロッテ (6日 バンテリンドーム) 中日はロッテに競り勝ち、連敗を3でストップ。24勝29敗2分の借金5とした。試合は初回、相手先発・小島からボスラーの適時打などで2点を先制も、先発・大野が2回に内野ゴロ間で1点返され、6回に友杉の適時打で同点に追いつかれる。しかし直後に2死からボスラーの二塁打、山本の四球で一、二塁を作ると、川越の代打・ブライトが適時打を放ち逆転。7回・橋本、8回・清水、9回・松山が無失点に抑え、1点を守り切った。大野は6回2失点で2勝目、松山はセトップの21セーブ目を挙げた。 先発・大野雄大(36)は1勝2敗、防御率3.14で今季7先発目。前回の5月30日・巨人戦(バンテリンドーム)は5回1/3を4安打1失点(自責1)で勝ち負けつかず。交流戦通算は11勝9敗、防御率3.08。石伊とは4月10日・広島戦(バンテリンドーム)以来2度目のバッテリー。 大野は1死から寺地に右前安打も池田を空振り三振、山本を二ゴロに打ち取る立ち上がり。 野手スタメンは1番センター・岡林、2番セカンド・田中、3番ライト・上林、4番ファースト・カリステ、5番サード・ボスラー、6番ショート・山本、7番レフト・川越、8番キャッチャー・石伊を組んだ。岡林の1番、上林の3番は5月27日・ヤクルト戦(神宮)以来9試合振り。 初回の攻撃は、岡林が粘った末11球目のスライダーを右前安打、上林の左翼線への二塁打で相手先発・小島から1死二、三塁を作ると、カリステの遊ゴロ間に岡林が生還し1-0。さらに2死二塁から、ボスラーが中前適時打を放ち2-0と先制。 2回の大野はソト、藤岡に連打で無死一、三塁を招くと、岡の三ゴロ間に1点返され2-1。その裏、先頭の川越が四球も石伊が三球三振。続く大野は初球で投犠打を決めると、岡林が左前安打でつなぎ再び一、三塁を作ったが、田中が一邪飛に倒れた。 大野は3回、先頭の藤原に中前安打、2死から山本に四球を与え一、二塁としたがソトを空振り三振に斬る。4回は6番からの下位打線を三者凡退に抑えると、5回は2死から寺地に死球も池田を右飛で3イニング無失点とした。 打線は3回は中軸がわずか5球で打ち取られると、4回は山本が三ゴロ、川越が一ゴロ、石伊が二飛。5回は大野が三ゴロ、岡林が一ゴロ、田中が一直に倒れ3イニング三者凡退。 6イニング目に突入の大野は、2死から藤岡に四球、岡に中前安打でつながれ一、二塁を招くと、友杉にカウント2-0から低めツーシームを左前に運ばれ2-2の同点となる。 その裏、ロッテ2番手・坂本に対し、2死からボスラーが右中間へ二塁打、山本が粘った末8球目で四球を選び一、二塁とすると、川越の代打・ブライトがカウント0-2から右翼線への適時打を放ち、3-2。続く石伊の打席で坂本が本塁に投げる前に一塁走者のブライトがスタートを切り、一、二塁間で故意に転倒する間に三走・山本が本塁を突くも憤死した。 大野は6回98球、被安打6、奪三振3、与四死球3、2失点(自責2)で勝利投手の権利が復活し、降板。 7回は2番手・橋本が2死から池田に投内安打も山本を空振り三振に斬る。その裏、ロッテ3番手・高野脩の前に、先頭の石伊が四球、橋本の代打・加藤匠が投犠打で二塁に進むも無得点に終わった。 8回は3番手・清水がソト、藤岡、岡を3人で退けると、その裏、1死からカリステが四球も後続が打ち取られる。 9回表は守護神・松山が6月1日・巨人戦(バンテリンドーム)以来の登板。友杉を右飛、代打・石川慎、藤原を連続三振に斬り試合終了。大野は6回2失点で2勝目、松山はセトップの21セーブ目を挙げた。