ロシア、ウクライナ東部ルハンスク州全域を支配下に ロ側高官主張

 7月1日 ロシアが実効支配しているウクライナ東部ルハンスク地方の高官は、ロシア軍が州全域を完全な支配下に置いたと、ロシア国営テレビに述べた。写真は4月17日、ルハンスクで撮影(2025年 ロイター/Alexander Ermochenko)

[モスクワ 1日 ロイター] - ロシアが実効支配しているウクライナ東部ルハンスク地方の高官は、ロシア軍が州全域を完全な支配下に置いたと、ロシア国営テレビに述べた。

プーチン大統領は2022年9月、ルハンスク州のほか、ドネツク州、ヘルソン州、ザポリージャ州の一部をロシアに編入すると宣言した。

ロシア政府から「ルハンスク人民共和国」首長として任命されたロシア高官のレオニード・パセチニク氏は国営テレビに「ルハンスク人民共和国の領土は完全に解放された。100%だ」と主張した。

ロシア国防省やウクライナからのコメントは得られていない。

ウクライナは、国際的にウクライナ領と認められているルハンスクなどを巡るロシアの領有権主張は根拠がなく違法だとし、認めない考えを示している。

ロシアは現在、ウクライナ領の約19%を支配下に置いている。ドネツク州、ザポリージャ州、ヘルソン州の70%以上に加え、ハルキウ州、スムイ州、ドニプロペトロウスク州も一部勢力下にある。

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