東京ゲゲゲイ MIKEY×BE:FIRST RYUHEI 特別対談 お互いに受ける刺激、ダンサーとしてのリスペクトを語り合う
東京ゲゲゲイの約2年ぶりとなる全国ツアー『TOKYO GEGEGAY 2025 TOUR』が7月4日から渋谷・PARCO劇場での公演を皮切りに、5都市で開催される。同ツアーは、圧倒的な「音楽×ダンス×歌」の生のエネルギーを極限まで爆発させ、新たな世界観を作り上げる内容になっているという。ステージに立つのは、MIKEY自らが選んだというKELO、AROE、MIKUの3人のダンサーと、園畑貴之(Key)、須藤豪(Mp/ Key)、松原“マツキチ”寛(Dr)という一流のミュージシャンたち。どんな内容になるのか、開幕が待ち遠しい。
そして、そんな同ツアーに先駆けて5月24日には新曲「Gee Gee TRAIN」を配信リリース。同曲はZOOの「Choo Choo TRAIN」へのオマージュとして生まれ、「乗りたかった汽車に乗れなくても、それでも歩いていこう」という思いが込められている。楽曲そのものの素晴らしさはもちろん、振り付けにBE:FIRST・RYUHEIが参加したことでも注目を集めている同曲は必聴だ。そして、2023年の『D.U.N.K.Showcase』以来にタッグを組んだ2人は同曲にどう向き合ったのか。本人たちに話を聞いた。(高橋梓)
初対面はワークショップ「こんなスターになる子がいたなんて」(MIKEY)
東京ゲゲゲイ MIKEY×BE:FIRST RYUHEIーーまずは、お二人の出会いから教えてください。
RYUHEI:もちろん僕はもうずっと前から認知していました。
MIKEY:私は2023年の『D.U.N.K.Showcase』の時ですね。
RYUHEI:めっちゃ面白いんですけど、最初、僕のことをフォークソングのシンガーだと思っていたらしいです(笑)。
MIKEY:そう、そう(笑)。当時、マネージャーから「BE:FIRSTというグループのRYUHEIさんがMIKEYさんと踊りたがっています」と伝えられたんです。私、テレビを見ないので疎くて、BE:FIRSTを知らなかったんですね。で、パッとフォークソングを歌っている3人組のおじさんが頭の中に出てきて。なので最初は断ろうと思っていました。
RYUHEI:この話、すごく好きなんです(笑)。
MIKEY:でも、「MIKEYさんのレッスンを受けたことあるみたいですよ」とも聞いて。「おじさんが私のレッスンを受けるわけないな、どういうこと?」と、一度オンラインでミーティングをすることにしました。で、画面に出てきたのが16歳のRYUちゃんでした。
RYUHEI:あはは(笑)。僕、小学生のころにMIKEYさんのワークショップを受けたことがあるんですよね。
MIKEY:あの当時は色んな場所でワークショップをやっていて、子どもに人気だったんです。たくさんのキッズダンサーが来てくれていて、その中にこんなスターになる子がいたなんてね。
RYUHEI:MIKEYさんって、“覇者”みたいなイメージがあってすごくかっこいいんですよ。コンテストでもずっと有名でしたし、僕の友だちもみんなMIKEYさんのワークショップを受けていました。それこそ、今回の「Gee Gee TRAIN」で関わったAROEくんも一緒にワークショップを受けていましたね。
MIKEY RYUHEIーーそんな出会いを経て、2023年の『D.U.N.K.Showcase』ではコラボが実現。当時、相当話題になっていましたね。
MIKEY:最初は過去にレッスンを受けてもらっていたみたいだし、ミーティングをしてイケメンだったから一緒に踊ろうくらいの軽い気持ちだったんです(笑)。で、基本的に私がプロデュースして、私の振りを踊っていただいたのですが、振り落としをする時に「あ、この子は私のことが好きなんだな」とすぐわかって。最初の4カウントくらいで「私のことを見てきた子だな」って。本当に好きかはわからないけど。
RYUHEI:……。
MIKEY:そこは否定しなさいよ(笑)! 私のことを好きと言ってくれるダンサーはいても、全然違うジャンルなことも多いんですよね。でも、RYUちゃんはちゃんと影響を受けてくれているんだなというか。私のリズムが彼の中に入っているんだなって4カウントでわかったんです。なので、本番よりもリハの方が印象深かったです。
RYUHEI:嬉しいです。僕は一緒にステージに立てるのがとにかく光栄で、夢みたいでした。MIKEYさんが本番前に「ショーケースで踊るの、これがラストかもしれない」っておっしゃっていたんです。そんな舞台で一緒に踊らせてもらえるからこそ、重みを感じました。
ーープレッシャー的な?
RYUHEI:プレッシャーと言うよりは、ただただ嬉しいがゆえの重みというイメージです。何年も前からMIKEYさんと一緒に踊る機会があったらいいなと思っていたのですが、年月を経てこうして一緒に踊らせてもらえるのも嬉しかったし、大事な舞台を一緒にやらせてもらえるのも嬉しかったし。
ーーなるほど。それ以降も交流は続いているのですか?
MIKEY:RYUちゃんと私、BE:FIRSTのSOTA、SOTAの師匠のKELOの4人でご飯に行ったりしましたよ。でも、一時期RYUちゃんからLINEが返ってこない時期があって!
RYUHEI:多分海外にいた時です! 僕が100%悪いですが、時差なので許してください(笑)!