バレー日本女子、中国に1-3で敗れて2連敗。アジアのライバルに屈す【ネーションズリーグ】(THE DIGEST)
6月21日、バレーボールの最強国決定戦「ネーションズリーグ」は女子の予選ラウンド第2週(香港)の第3戦が行なわれ、世界ランク5位の日本は同6位の中国にセットカウント1-3(15-25、12-25、25-18、22-25)で敗れて2連敗。通算成績を5勝2敗とした。 【画像】ロス五輪でメダル獲得へ!新生バレーボール女子日本代表の顔ぶれを一挙紹介! 日本は前日のスタメンからミドルブロッカーを2枚変更。荒木彩花、山田二千華を起用し、リベロには代表初選出の24歳・川畑遥奈を抜てき。これが代表デビュー戦となった。 序盤から日本はちぐはぐな攻撃でミスが目立ち、中国に先手を許す。和田由紀子、佐藤淑乃のバックアタック、山田のブロード攻撃などで一時は1点差まで詰め寄ったが中盤から中国の高いブロックに阻まれて4連続得点を献上。点差が大きく広がり、中国に先取される。 第2セットも日本はペースを握れない。中国の得点源ゴ・ムケツ、ソウ・ウサンの強打を止められず、さらに高いブロックにも苦戦。常に追いかける展開となる。日本は20歳の北窓絢音、18歳の秋本美空を途中投入して流れを変えようとするが、大事なところで連携ミスが出てしまい得点につながらず。2セット連続で10点差をつけられ、あっという間に連取される。 後がなくなった日本は第3セットのスタートから中川つかさを起用。和田に代えて北窓、リベロを西崎愛菜にスイッチして臨む。するとこの采配がピタリとはまり、この試合初めて日本が先手を奪い8-3とリードする。佐藤のアタック、北窓のサービスエースが決まり、さらには山田のブロード攻撃を中国がまったく対応できず、日本が完全にペースを掴む。最後は北窓の強烈なスパイクが炸裂し、このセットを奪う。 勝負所の第4セットは中国の強打が息を吹き返し、日本は6-10と4点のビハインド。それでも粘り強い守備から北窓が連続得点を挙げ、14-14の同点に追い付く。1点を争う息詰まる接戦となったが中国に連続得点を許し、日本は押し切られた。 前日に世界ランク1位イタリアとの死闘を経て、アジアのライバル相手に連敗となった日本。次戦は22日にチェコと対戦する。 <バレー日本女子のVNL予選ラウンド> ■第1週 カナダ・オタワ 第1戦 ○3-0オランダ 第2戦 ○3-0セルビア 第3戦 ○3-0カナダ 第4戦 ○3-0ドミニカ共和国 ■第2週 香港(25年6月18日~22日) 第5戦 〇3-2タイ 第6戦 ●2-3イタリア 第7戦 ●1-3中国 第8戦 チェコ ■第3週 日本・千葉(25年7月9日~13日) 第9戦 フランス 第10戦 韓国 第11戦 ポーランド 第12戦 ブラジル 構成●THE DIGEST編集部