「仮面ライダークウガ」バラのタトゥの女、怪人体が新規制作決定!「超クウガ展」で立像初披露|シネマトゥデイ

「仮面ライダークウガ」に登場した、バラのタトゥの女(人間体) - (c)石森プロ・東映

 特撮ドラマ「仮面ライダークウガ」(2000~2001)に登場したバラのタトゥの女/ラ・バルバ・デ(七森美江)の怪人体が新規制作されることが決定し、放送25周年を記念した展覧会「超クウガ展」で立像が初披露されることが明らかになった。あわせて、怪人体のシルエットを捉えたビジュアルも公開された。

【動画】全編完全新規撮り下ろし!「超クウガ展」本CM

 バラのタトゥの女は、「仮面ライダークウガ」に登場する敵組織・グロンギのリーダー的存在であり、一際ミステリアスな雰囲気を醸し出していた。多くのグロンギが人間体と怪人体の二つの姿で登場していたが、彼女だけは初登場から一貫して人間体のみ(EPISODE3で腕のみ変身)で、放送当時から怪人体の登場がいつなのか期待が高まったいた。

ADVERTISEMENT

 結局、怪人体は未登場に終わり、その姿は謎に包まれたまま。当時、怪人デザインを担当していた一人である青木哲也(株式会社PLEX)によるデザイン案は何点も描かれていたものの、番組プロデューサーの高寺成紀(高ははしごだかが正式)の「高貴なバラの怪人のデザインを決め込むのは非常に難しい」という判断から、登場は見送られていた。

「超クウガ展」で初披露へ!バラのタトゥの女(怪人体)シルエット - (c)石森プロ・東映

 そしてテレビシリーズから25年後、「超クウガ展」特別企画の一つとして「未登場グロンギ怪人の立像展示」が提案され、25年ぶりにラ・バルバ・デの立像化が始動した。作業は青木と高寺を中心に、当時と同じ手法で行われ、約1年にわたる試行錯誤を経て制作された。

 青木は「25年の時を経て『バルバのデザインを是非!』という、まさかのお話を高寺Pからいただいたのが去年、年の瀬も押し迫った頃。それからというもの一体何度高寺Pとやりとりしたことか」とコメント。「しかしながら大幹部であり特別な存在でもあるバルバ様であればこそ簡単であって良いわけがないのだ。遂には『低俗なリント、私はやすくないのよ』と、七森様の声で聞こえてくる始末。そんなバルバ様が遂に実体化して降臨なされます! この歴史的瞬間にーデザイナーとして参加させていただいたこと、大変感謝しております」と制作を振り返った。(編集部・倉本拓弥)

「超クウガ展」東京会場は6月14日(土)~7月6日(日)まで東京ドームシティ Gallery AaMoで開催※休館日なし 平日:12時~20時、休日(土日):10時~20時(最終入場は閉場時間の60分前)

「仮面ライダークウガ」25周年記念「超クウガ展」本CM スーツアクター・富永研司による全編新規撮り下ろし » 動画の詳細

※VODサービスへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。

関連記事: