【ライブレポート】赤西仁&錦戸亮「N/A」プロジェクト開始5年半を経て初ライブ、ソロ曲デュエットや会場騒然のカバーでアリーナ沸かす
赤西仁と錦戸亮の共同プロジェクト「N/A」の初ライブ「N/A LIVE 2025 "THE MEN IN THE ARENA"」の初日公演が、6月21日に神奈川・ぴあアリーナMMで開催された。
N/Aは2019年12月に始動したプロジェクト。初のライブは2020年3月にアメリカ・ハワイで行われる予定だったが新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止され、今回のライブはそれから5年を経ての実現となった。なおこの記事にはライブの内容の一部ネタバレを含むので、これから公演を観覧する人はご注意を。
リリースから5年を経て披露された「NO GOOD」の楽曲
今回のライブで披露されたのは2020年9月にリリースされたN/Aの1stアルバム「NO GOOD」の収録曲、そして赤西と錦戸がそれぞれ独立後にリリースしてきた楽曲の数々。「NO GOOD」の収録曲を2人がN/Aとしてパフォーマンスするのは今回のライブが初ということもあり、発表から5年を経て届けられた楽曲の数々に集まったオーディエンスは目を輝かせて聴き入った。
そんな観客を前にした赤西と錦戸は、時折目線を合わせて気恥ずかしそうな照れ笑いを浮かべつつもユニットとしてのパフォーマンスを展開していく。各々のソロコーナーではギターを掻き鳴らしながらバンドメンバーとともに熱いボーカルを届ける錦戸、グラスと煙草を手に浮遊感に満ちたサウンドに乗せて自由闊達なステージングを見せる赤西と、それぞれ異なる魅力を観客にアピールした。
「ほぼ幼馴染の2人がこんなにたくさんの人の前で」
中盤では2人がアコースティックギターを抱え、互いのソロ曲をデュエットするひと幕も。赤西が自身の曲を歌っているときに思わず笑顔を浮かべた錦戸は、その理由を「『俺の曲聴いてくれたんや』ってニヤニヤしてしまって(笑)」と告白。赤西も「けっこう変な感じがする(笑)」とこそばゆさを明かしつつ、14歳の頃からの付き合いという錦戸との縁を「ほぼ幼馴染の2人がこんなにたくさんの人の前でパフォーマンスしてることに感動しています」と感慨深げに振り返った。
ライブの中でも一番の盛り上がりとなったのは、かつてテレビ番組で初めて2人で歌った曲というKinKi Kidsの「愛のかたまり」のカバー。2人の美しいハーモニーで会場にすさまじい悲鳴を起こしたのち、錦戸は「あのときめちゃくちゃケンカしてたんだよな?(笑)」と当時の裏話を懐かしそうに語る。赤西はN/Aの初ライブのセットリストにこの曲を組み込んだ理由を「こんな機会なので……」と明かして、ファンのエモーショナルな思いを増幅させた。
今回のライブは本日6月22日のぴあアリーナMM2日目公演、および6月28日と29日の兵庫・GLION ARENA KOBE公演まで全4公演にわたって開催。7月7日にはハワイにてアフターパーティも行われる。またWOWOWでは9月と10月に、横浜公演のライブ映像と舞台裏のドキュメンタリーが放送される。
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