民間の力で延命へ? NASAがハッブル宇宙望遠鏡の軌道上昇などで企業に情報提供を依頼

スペースシャトル「アトランティス」から撮影されたハッブル宇宙望遠鏡。2009年5月19日撮影(Credit: NASA)

NASA(アメリカ航空宇宙局)は2026年10月29日付で、ハッブル宇宙望遠鏡の延命を模索する取り組みの一環として、軌道上昇などを担うミッションに関する民間企業への情報提供依頼(RFI)を発行しました。

NASAとスペースXが「ハッブル」宇宙望遠鏡の軌道高度上昇ミッション検討へ

1990年に打ち上げられて以来、ハッブル宇宙望遠鏡の高度は希薄な大気との抵抗によって少しずつ低下しています。NASAによると、軌道を維持するための推進装置が搭載されていないハッブル宇宙望遠鏡は、このままでは2033年~2034年頃に大気圏へ再突入する可能性が高いとみられています。ここ数年の間にジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡やナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡が打ち上げられていますが、紫外線も捉えられるハッブル宇宙望遠鏡に代わる宇宙望遠鏡としてはNASAが検討中の「ハビタブル・ワールド・オブザバトリー(Habitable Worlds Observatory: HWO)」が候補とされており、2040年頃までは登場が見込まれていません。

そこでNASAは、ハッブル宇宙望遠鏡の高度を上昇させたり、整備を行ったりするためのミッションを模索しています。仮に軌道上昇を実施するとなれば、6年後の2032年までに実施する必要があるとNASAは見込んでいます。


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