<1分で解説>ガソリンは、いつから値段が下がるの?
ガソリンスタンドの給油機=東京都内で、米田堅持撮影
ガソリン税に上乗せされている暫定税率を年内に廃止することで、自民党や立憲民主党など与野党6党が29日、大筋で合意しました。関係者への取材でわかりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「ガソリン税の暫定税率廃止」について解説します。
Q ガソリン税の暫定税率って、どんなものなの?
A 1リットルあたり25.1円を上乗せしている特別な税金です。
Q いつから値下げされるのかな。
A 11月13日からガソリンの値下げを目的とした補助金が段階的に増やされる見通しです。
Q どうして年内に廃止することになったの?
A 自民党は当初、年明けの廃止を考えていましたが、野党側が年内廃止を強く求めたため、譲歩して決まりました。
AdvertisementQ 補助金はどのくらいまで増えるの?
A 12月11日には、補助金の額が暫定税率と同額分になることを目指して進めます。
Q 税金が減る分、国はどうするの?
A 軽油引取税の暫定税率廃止分も含めて、約1.5兆円の税収が減るため、その分をどう補うか今後も議論されます。
Q なぜ年内に廃止できる見通しになったの?
A 自民党は、事業者のガソリン在庫がなくなるまで時間がかかると考え、年明けになると想定していましたが、業界団体に再確認し、年内に廃止できるよう期間の短縮を求めました。
Q 他にどんな政党が話し合いに参加したのかな?
A 日本維新の会、国民民主党、公明党、共産党の税調会長らも6党協議に出席しました。