神奈川新聞記者と参政党側のやりとり詳報 参政党が会見から排除
参政党の関係者は「登録が必要」とうそをつき、うそがばれると、筋違いにも「拒否する権限がある」「警備を呼んだ」と権力をかさに排除にかかった。記者が直面したのは、気に入らない言論を封じ込められると思い上がった権力の暴走に他ならない。(石橋 学)
石橋 「案内をもらって取材に来た。事前登録が必要とはどこにも書いていない。登録がないから駄目というのはおかしい」
参政党関係者A 「石橋さんは今回登録されていない。決まりがあるのでご退室いただきたい」
石橋 「ここにいる記者は全員登録しているのか」
参政党関係者A 「しているのではないか」
石橋 「『ではないか』なんて適当に言わないで。今確認した記者は特に登録などしていないと言った」
参政党関係者B 「とにかく駄目。すみません」
石橋 「意味が分からない」
参政党関係者B 「とりあえず外で」
参政党関係者A 「退出いただきたい」
石橋 「言っていることがおかしい。うそをついている」
参政党関係者A 「現場が混乱するのでお願いできないか。僕らは安全安心にやらなければいけない」
石橋 「私が安全安心を乱すかのように言わないでほしい」
「神奈川新聞に案内があり、取材に来た。なぜそれで排除されなければいけないのか」参政党関係者C 「こういうことはこちらが判断できる」
石橋 「私は市民の知る権利に応えるために来ている。それを拒否するのは政党としてあり得ない」
参政党関係者C 「あり得るかどうかはこちらで決める」
石橋 「それはあなたが決めることではない」
参政党関係者A 「時間がない。警備を呼ぶ」
石橋 「取材で来ているのだから、警備を呼ぶ話ではない」
参政党関係者A 「こちらには主催者権限があるので、あなたを拒否している」
石橋 「国会を使って記者会見をやって記者を排除するということはあり得ない」
参政党関係者A 「私たちがあなたを拒否している」
石橋 「拒否の理由が納得できない」
参政党関係者A 「記者会見を取材するもしないも、われわれの権限で決められるから」
石橋 「納得できない」
参政党関係者A 「警備を呼んだ。強制的に出てってください」
「1分前になりました。早く行きましょう。あなたのせいで3時からの会見が始められない。責任を取れるんですか」