朝ドラ「あんぱん」嵩(北村匠海)のぶ(今田美桜)へのプロポーズで「次郎さん」「千尋の分」トレンド入り!SNS「神回」「すてきやん」

柳井嵩(北村匠海)、若松のぶ(今田美桜)(C)NHK

女優の今田美桜がヒロイン若松のぶを演じるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(総合など)の第88回が30日、放送され、北村匠海演じる柳井嵩が、ついにのぶにプロポーズ。涙で顔を濡らしながらの2人の演技に、多くの視聴者が朝からもらい泣きした。

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「あんぱん」とは?

人気アニメ「アンパンマン」の原作者として知られるやなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルにした朝ドラ。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかったヒロインとその夫の人生を描く。脚本は中園ミホさん。主題歌「賜物」をRADWIMPSが歌い、「語り」を同局の林田理沙アナウンサーが務める。

嵩(北村匠海)「結婚してください」のぶ(今田美桜)「ふつつかものですけど、よろしゅうお願いします」

ドラマは現在、第18週「ふたりしてあるく 今がしあわせ」(第86〜90回)が放送されており、のぶを追いかけて嵩(北村匠海)が高知新報を辞め上京。東京で漫画を思い切り描きたいという嵩をのぶも応援した。そんな2人の前に、嵩と手紙でやり取りしていた母の登美子(松嶋菜々子)が現れ、漫画を描くのは大の男がやることではないと猛反対し、三星百貨店の採用試験を受けるよう勧めた。

無事、三星に採用された嵩だったが、のぶは本当にそれがやりたいことなのかと心配そう。嵩は、「どんなに忙しくても漫画は描く」と言い、お金を貯めて早く一緒に暮らせる場所に引っ越そうと持ち掛け、のぶを安心させた。そんななか、職場の同僚の紹介で中目黒にある長屋を借りられることになり、嵩がのぶに何かを言いかけたとき、再び登美子が現れた。登美子は、2人の結婚話で盛り上がったが、そこで初めて嵩がまだのぶにプロポーズしていないことを知り、「まさか、まだ!?」とビックリ。のぶは「嵩さんは、優しいき、亡くなった主人に気兼ねしちゅうがやと思います」とフォローした。すると嵩も、のぶも、自分がここに来てから、亡き夫、次郎(中島歩)の写真を仕舞ったことに触れた。嵩は、次郎を愛して結婚したのぶを前よりも好きになったとし、遠慮せずに次郎の写真を堂々と飾ってほしいと頼んだ。

そしてもう1つ、言えなかったことがあると切り出し、戦死した弟の千尋(中沢元紀)ものぶのことが好きだったと明かした。千尋が抱くのぶへの強い気持ちに負け、ずっと告白できなかったという嵩。そんな背中を押してくれたのが、のぶの妹、蘭子(河合優実)だったと伝えた。嵩はそこで「母さん、今日だけでも2人きりにしてほしい。ごめん」と頼み、登美子を部屋の外に出させた。

2人だけになった部屋で、嵩はのぶと向き合い、自分の気持ちを伝えた。

「のぶちゃん。ボクはいろいろな人に背中を押されて今があって…勇気が生まれて…。情けないけど、僕一人ではのぶちゃんに気持ちを伝えることはできなかったと思う。でもね…僕は誰よりものぶちゃんの強い部分も弱い部分も知ってる。誰にも見せない涙も知ってる。みんなを助けたいっていう愛情も知ってる。まっすぐな正義感も。全部…全部好きだから。だから僕から言わなくちゃいけないことがある。のぶちゃん…。いつもまっすぐ、ひたむきに走るのぶちゃんのこと、子供のころからずっと愛しています。千尋の分も次郎さんの分も…。僕が幸せにします。結婚してください」

若松のぶ(今田美桜)、柳井嵩(北村匠海)(C)NHK

嵩のプロポーズにのぶは号泣。顔を涙で濡らしながら笑顔を見せ、「ふつつか者ですけんど、よろしゅうお願いします」と頭を下げた。嵩の頬にも一筋の涙。2人が幸せそうな顔で見つめ合ったところでこの日の放送が終わった。

嵩のプロポーズに視聴者ももらい泣き。Xでは、そのなかにあった「次郎さん」「千尋の分」というワードがトレンドに入り、「千尋くんのことも次郎さんのことも全部引っくるめてのぶへのプロポーズはいいプロポーズだった」「次郎さんとの結婚も、千尋くんの思いも大事にする嵩のプロポーズすてきやん」「嵩、すてきなプロポーズだったよ…。千尋くんや次郎さんの分までってほんと良く言えた」「千尋くんの思いも報われたね(号泣)2人の分まで幸せにすると言った嵩がかっこよかった」「神回だったー(涙)千尋と次郎さんの分も幸せにするって…最高のプロポーズ」などの感想が寄せられた。

もちろん、北村と今田の演技に感動したというドラマファンも多く、「真面目で誠実な嵩のプロポーズ最高でした! のぶちゃんの涙きれいだった」「嵩がのぶにプロポーズしました! 涙がでました。それにしても、引っ張ったなぁ〜w」「今日の朝ドラ良すぎて朝ごはん食べながら号泣。私も匠海にあんなプロポーズされたい」といったコメントも見受けられた。

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