シカゴ連銀総裁、良好なインフレ指標がさらに必要-物価情勢の判断で
Maria Paula Mijares Torres
- インフレ指標を少なくともあと一つ目にしたい-グールズビー総裁
- 7月CPIでのサービス価格上昇への懸念を再表明-グールズビー氏
米シカゴ連銀のグールズビー総裁は、物価上昇圧力が持続的に強まっていないことを確認するため、インフレ指標を少なくともあと一つ目にしたいとの考えを示した。
総裁は米経済専門局CNBCのインタビューで、最近のインフレデータについて「ややまちまちだ」と発言。「われわれが依然として黄金の道を進んでいるのかどうかを判断するため、少なくともあと1回のデータが必要だと感じている」と述べた。
グールズビー氏は今週、7の消費者物価指数(CPI)データにおけるサービス価格の上昇については懸念を示していたが、CNBCのインタビューでも同様の見解を述べた。ただ前月比で上昇した7月の輸入物価指数を含め、単月のデータに過剰反応しないことが重要だとも語った。
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総裁はさらなる経済データを待ちたいとしつつ、「経済は依然として非常に力強い」と付け加えた。
「そうした物価上昇のうち、どの部分を一時的と見なして受け流し、どの部分に対応すべきかを見極めることが、われわれの課題になると思う」とグールズビー氏。「(今月の)4つのインフレ指標のうち最初の2つのような内容が続けば、状況は落ち着いたと安心することができる」と述べた。
原題:Fed’s Goolsbee Says He Wants to See More Positive Inflation Data(抜粋)
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