Switch 2、早くも中古品がチェーン店に...「DLコンテンツ利用不可」の奇々怪々 店舗は「個別商品については回答できず」

 任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」が2025年6月5日に発売され、フリーマーケットサイトでの転売行為が相次いでいる。さらに、中古品を扱う実店舗でもSwitch 2が店頭に置かれていたと報告するX投稿もSNS上で大きな話題になった。 【画像】「ダウンロードソフトはあとから所有者/管理者を変更できません」という任天堂の注意喚起  だが、この中古品には「ダウンロードコンテンツ利用不可」との注意書きもある。ダウンロードコンテンツ(DLC)が利用できない理由を巡って、SNSでは様々な見方が出ている。 ■「正規の手続きで入手した方がサポートが手厚いという信頼」  話題になったのは、6月8日のX投稿だ。投稿者の裾野こがらさん(@nokogara)への取材によれば、中古品を扱う大阪府内のチェーン店で8日に見かけたものだった。「すでに中古として出回っているのかと驚きました」と感想を語る。  裾野さんが投稿した写真を確認すると、この中古品は、「Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)マリオカート ワールド セット」のようだ。正規価格は税込5万3980円。ゲーム機本体に加えて、新作の「マリオカート ワールド」ダウンロード版が付属する。  裾野さんが見かけた中古品は、4万4982円で販売されている。SNSでは、価格表記の上にある注意書きのシールに関心が集まった。「ダウンロードコンテンツ利用不可」とは、どのような意味なのか――。  裾野さんは、この中古品を購入しなかったと取材に明かす。「投稿で指摘されている通り貼られた注意書きが気になりました」という理由からだった。また、価格も中古品にしては高いと感じた。  裾野さんは、「入手困難だとしても正規の方法で入手したい」とも。「任天堂さんのゲーム機は、正規の手続きで入手した方がサポートが手厚いという信頼があります」。

 この中古品の「ダウンロードコンテンツ利用不可」とはどのような意味なのか。この商品を扱ったチェーン店の運営会社に取材したが、個別商品についての回答はできないとのことだった。  SNSを見ると、大きく分けて2つの意見がある。(1)転売という違反行為によって、ニンテンドーアカウントと本体そのものが利用不可になっているのではないか(2)商品に付属する「マリオカート ワールド」ダウンロード版が利用不可なのではないか――という意見だ。  (1)について、「ニンテンドーアカウント利用規約」を確認した限りでは、「転売」によってゲーム機本体が利用できなくなるという記述は見当たらなかった。任天堂が発表したフリマサイトにおける不正な出品行為に対する対策については、「サービス事業者による能動的な出品削除」のほか、各サイトとの情報共有を含む連携体制を構築すると書かれている。  (2)については、「ダウンロードソフトはあとから所有者/管理者を変更できません」との注意書きが任天堂公式サイトに書かれている。このページでは、「Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)マリオカート ワールド セット」などのゲーム機本体でソフトをダウンロードする方法を案内している。  任天堂は、「本体セットのソフトの場合、ダウンロードしたユーザー(ニンテンドーアカウント)が所有者となります。ニンテンドーeショップに接続する前に、ユーザーと連携しているニンテンドーアカウントをよくご確認ください」と注意喚起している。

J-CASTニュース
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