カナダとの新たな経済協定、関税含まれる必要=トランプ氏
6月16日、カナダのカーニー首相(写真右)は、米加両国が30日以内に新たな経済・安全保障協定を締結するよう取り組むことでトランプ大統領(写真左)と合意したと明らかにした。同日、アルバータ州カナナスキスで代表撮影(2025年 ロイター)
[カナナスキス(加アルバータ州) 16日 ロイター] - トランプ米大統領は16日、カナダとの新たな経済協定は実現可能としつつも、関税が含まれる必要があるという考えを強調した。
トランプ大統領はカナダ西部アルバータ州カナナスキスで開催した主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)の合間にカナダのカーニー首相と会談し、「私には関税に関する考え方がある。マーク(カーニー首相)は違う考え方を持っている。核心に迫ることができるか見守ろう」と述べた。
数週間以内に合意が可能かという質問に対しては、トランプ大統領は「達成可能だ」と応じた。
カナダの駐ワシントンのヒルマン大使は「カナダから米国への輸出品に関税を課すべきではないというのがわれわれの立場だ」とし、「カナダにとって最良のディールが見つかるまで、協議を続ける」と述べた。
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