ペルセウス座流星群が流れ「牡鹿の月」が昇る 太陽が最も小さくなる7月の空

■5. ペルセウス座流星群が始まる 日時:2025年7月17日(木) 方角:北東 名高いペルセウス座流星群が極大を迎えるのは8月に入ってからだが、流星は7月17日頃から出現し始める。翌日が下弦の月とあって、夜遅くまで月明かりの邪魔が入らず、ペルセウス座流星群の最初の火球を見つけやすいだろう。 ■6. 月と土星が出会う 日時:2025年7月16日(水)深夜~17日(木)未明 方角:東 夜遅く、ややふくらみを残した半月が東から土星と並んで昇ってくる。土星は月の右側で黄色っぽい光を放っている。 ■7. 細い月とすばるが出会う 日時:2025年7月21日(月)の日の出1時間前 方角:東 細く華奢な下弦の月が、きらめくプレアデス星団(すばる)に寄り添う。月の影の部分は、地球の海や氷冠、雲に反射した太陽光に照らされて幽玄な光をまとっているだろう。これを「地球照」と呼ぶ。 ■8. 金星が最大高度 日時:2025年7月26日(土)の日の出前 方角:東 「明けの明星」として夜明け前の空に輝く金星の高度がこの日、最も高くなる。日の出の★45分前に東の空を見ると、地平線から約25度の位置にまばゆく輝いている。 ■9. 三日月と火星 日時:2025年7月28日(月)の夕方~宵 方角:西 細い上弦の月が日没後の西の空にかかり、そのすぐ左上に火星が見える。火星の最大の見ごろはもう過ぎてしまったが、赤い輝きはまだ見間違いようもない。月の影の部分は「地球照」に照らされて、かすかに光って見えるだろう。 ■10. 2つの流星群が同時に極大 日時:2025年7月31日(木)未明 方角:全天 みずがめ座δ(デルタ)南流星群と、やぎ座α(アルファ)流星群という2つの流星群が今宵、ともに極大となる。みずがめ座δ南流星群は1時間に最大20個、やぎ座α流星群は1時間に5~10個の流れ星が観測できる可能性がある。

Jamie Carter

Forbes JAPAN
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