各社が積極採用、AIが生んだ7つの「新職種」…求められるスキルと報酬も紹介(海外)(BUSINESS INSIDER JAPAN)
AIは職場のあり方を根本から変えつつある。それは最先端AIモデルを開発している企業も例外ではない。AI関連の仕事は、単発・短時間契約のギグワークから経営幹部に至るまで、組織のあらゆる階層に広がっている。AIアクセラレーターからフォワード・デプロイド・エンジニア、さらには哲学者まで、AI時代の新たな職種が続々と登場している。 次にネットワーキングイベントに参加した際、人々の名札に見慣れない肩書きを発見しても驚かないでほしい。 【全画像をみる】各社が積極採用、AIが生んだ7つの「新職種」…求められるスキルと報酬も紹介 AI(人工知能)企業が変えているのは、人々の働き方だけではない。自社を含め、企業が採用するポジションそのものも変えつつある。 求人市場全体がこの動きに対応しており、新たな職種が登場するにつれて組織図にも変化をもたらしている。 完全に新しい肩書きを作る企業もあれば、既存の職種が再び価値を取り戻したり、AI時代に合わせて「リブランディング」されたりしているケースもある。 こうした積極的な採用活動や新ポジションの創設は、AIを理由に人員削減を進める企業が増えている動きとは極めて対照的だ。 求人情報を見ると、企業が求める人材の幅広さに驚かされる。人類最古の学問の一つである「哲学」から、生成AIモデルが生み出した全く新しいカテゴリーの職種「バイブコーダー」まで多岐にわたる。さらに、企業のAI導入を現場で支援する「強力なエンジニア部隊」も存在する。 ニッチなものから斬新なものまで、増え続ける「AI時代の新しい職種」の一部を紹介していこう。
AI企業やテクノロジー企業は、自社のストーリーを社会に伝える人材の獲得に動いている。従来型の広報担当者としての役割はもちろん、新たな「エヴァンジェリスト(伝道師)」と呼ばれる役職も誕生している。 アンソロピック(Anthropic)は、スタートアップ・エコシステムにおける同社の「顔」となる人材として、「Claude Evangelist(クロード・エヴァンジェリスト)」を募集中だ。アドビ(Adobe)も独自に「Business Architect & AI Evangelist(ビジネスアーキテクト兼AIエヴァンジェリスト)」を募集しており、マイクロソフト(Microsoft)は昨年、『Signal』という印刷メディアを発刊した。 採用企業:OpenAIとアンソロピック。後者は広報チームの規模を3倍に拡大した。 求められるスキル:広報管理職では、約10年の実務経験と、記者との強固なネットワークが求められる。政府関連業務など、特定分野での経験がプラスに評価されるポジションもある。アンソロピックのClaude Evangelist職では、スタートアップでの創業・開発経験と開発者向け業務の経験を、最低でも合計7年積んでいることが条件となる。 報酬:インディード(Indeed)によれば、アメリカの広報ディレクターの平均年収は10万6000ドル(約1675万円、1ドル=159円)。一方、アンソロピックとOpenAIはいずれも、初任年収20万ドル(約3180万円)超で広報マネージャーを採用している。Claude Evangelist職はさらに高く、初任年収は24万ドル(約3816万円)からだ。