神谷そら、今季2勝目の変更点は1Wシャフトを『SPEEDER NX GOLD』に替えたこと【勝者のギア】
ツアー初優勝を果たした神谷そらのクラブセッティングをチェック!
神谷そらの優勝クラブセッティング(写真:米山聡明、ALBA) (撮影:米山聡明)
国内女子ツアーの最終日は、トップタイから出た飛ばし屋の神谷そらが6バーディ・3ボギーの「69」をマーク。トータル13アンダーで今季2勝目、通算4勝目をつかんだ。
キャロウェイと用具契約を結んでおり、同社の最新1Wを使用。そして5月の「Sky RKBレディスクラシック」の勝利の後から、そのシャフトを変更している。サポートするフジクラのツアー担当者は新作に変更した理由をこう明かす。 「6月のアースモンダミンカップから1Wを『24 VENTUS BLACK』から『SPEEDER NX GOLD』に変更した理由は、スピン量が入らず左に抜けてしまうミスがあったためです。手元の曲げ剛性を抑えた中調子の『NX GOLD』でスピン量を適正にする狙いがありました。『24 VENTUS BLACK』に比べてドロップする球も少なくなり、初速も上がったことが変更要因で、今も愛用して頂けているポイントだと思います」(近藤誠親氏) 優勝会見で神谷は「取り組んでいるのはパーオン率」と言い、昨年「65.7143%」で62位だったことを「シード圏外」と表現。今季ここまで「70.4955%」の25位に入ったことでパーオン率が「シード圏内」に入ったと話していたが、これには昨年末に替えたキャロウェイの『X FORGED』アイアンが貢献したという。 「組んでもらって2~3ラウンドしただけで、このままでいいかなと。調整もなく、構えた顔はいいし打感もほどよく手に残る感覚で、私が一番欲しい感覚。距離もしっかりと出るし、風が強い日に(球の高さを)抑えたいとかそういう時にもイメージ通りの操作性で、球の高さを変えたい時に簡単に変えられる部分もいいです。 (アイアンを試したのは)昨年の暮れ。ちゃんとは練習できずに他のメーカーも色々と打ちましたが、距離も落ちずに打感もいい感じで、コレだなと。これまでもアイアンは時間がかかりましたが、シーズン中には替えたくない。でも、今回のアイアンはオフではありましたが切り替えは早かったです」(神谷)なお、パターは今季26戦のうち、オデッセイが14勝目(神谷そら2勝、岩井千怜、吉田優利、穴井詩、安田祐香、稲垣那奈子、内田ことこ、小祝さくら、渡邉彩香、河本結、柏原明日架、荒木優奈、金澤志奈)で、ピンが8勝(佐久間朱莉3勝、工藤遥加、菅沼菜々、高野愛姫、櫻井心那、鈴木愛)、テーラーメイドが2勝(高橋彩華、入谷響)、スコッティ・キャメロンが2勝(申ジエ、永峰咲希)となる。 ゴルフボールは、タイトリストが10勝(佐久間3勝、工藤、穴井、ジエ、稲垣、高野、高橋、鈴木)、スリクソンが7勝(岩井、安田、菅沼、入谷、内田、小祝、櫻井)、ブリヂストンの4勝(吉田、渡邉、荒木、金澤)にキャロウェイが4勝目(神谷、河本、柏原)で並び、テーラーメイドが1勝(永峰)となる。 【神谷そらの優勝ギア】1W:キャロウェイ ELYTE♦♦♦(9°SPEEDER NX GOLD 5X)3W:キャロウェイ ELYTE♦♦♦(15°24 VENTUS BLACK 5X)3U:キャロウェイ APEX UW(19°24 VENTUS BLACK 6X)4U:タイトリスト GT3(21°VENTUS HB BLACK 8S)5I:キャロウェイ X FORGED STAR(DG105 S200)6I~PW:キャロウェイ X FORGED(DG105 S200)48,52°:タイトリスト ボーケイSM10(DG105 S200)58°:タイトリスト ボーケイ WedgeWorks( 〃 )PT:オデッセイ Ai-ONE GIRAFFE-BEAM JAILBIRDミニ
BALL:キャロウェイ CHROME TOUR♦♦♦トリプルトラック