約150年前に絶滅と認定された「謎の巨大鳥」→DNA解析で判明した“まさかの正体”―― ほかの絶滅鳥類の分類を覆す可能性も示唆【海外】
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今回の発見には、まだ解明されていない謎も残されています。それは、かつて大型だったクロヅルが、なぜ現在のような体格になったのかという問題です。 スチュワート氏は、その原因として、湿地の干拓や人間による土地利用の変化を挙げています。ツルにとって重要な生息環境が変わったことで、体の大きさにも影響が及んだ可能性があるというのです。 ただし、これは現段階では仮説にすぎません。研究チームは今後、クロヅルの体格が変化した理由について、さらに調査を進める方針です。 今回の結果を受けて、研究者たちが注目しているのは、ほかの絶滅鳥類の分類です。これまで骨の大きさから別の種と判断されてきた鳥も、DNAを調べることで、その分類が覆るかもしれません。 スチュワート氏は、現在も人間の活動によって多くの鳥類が絶滅の危機にさらされている一方、過去に絶滅したとされる鳥の数については、見直す余地があると指摘しています。絶滅したと思われていた鳥が、実は今も生きている種の大きな個体や小さな個体だったという可能性もあるのです。 もちろん、すべての絶滅種に同じことが当てはまるわけではありません。それでも、150年もの間、別の種だと信じられてきた鳥が、今も身近な自然の中で生きている種だったとは驚きです。
今回の研究をきっかけに、ほかにも「絶滅した」と思われている鳥の正体が明らかになるのか。今後の調査結果にも注目したいところです。