スマホサイズ! どこでも持ち運べるスティック型ミニPCが便利!
「外出先でも自宅と同じように作業がしたい」「でも荷物はできるだけ減らしたい」――そんな要望に応える新しい選択肢として注目されているのが、“スティック型ミニPC”という存在です。
とくにビジネスパーソンにとって、出張先のホテルやシェアオフィスでのPC環境の構築は頭を悩ませるポイントです。ノートPCは便利ですが、毎回の持ち運びやバッテリーの消耗などがネックになることも。
そんな中で登場した「HiMeLE PCG02」は、まるでスマートフォンのようなコンパクトな筐体に、日常的な作業をこなせる性能を備えたスティック型のミニPCです。
手のひらサイズの本体をポケットやカバンに忍ばせておけば、出張先のホテルのテレビや外部ディスプレーにHDMIで接続するだけで、いつものWindows環境がすぐに立ち上がります。
キーボードやマウスを持参、Wi-Fi環境が必要という制限はありますが、わずか数分で仕事環境が完成。余分な配線もなく、ファンレス仕様で静音性も高いため、夜間の作業やオンライン会議にも最適です。
もちろん、ビジネスユースだけでなく、家庭用としても活躍します。たとえば、リビングのテレビに接続すれば、動画視聴やネット検索、子どもの学習用PCとしても使えます。
限られたスペースでできるだけシンプルにPC環境を構築したい人にとって、「HiMeLE PCG02」はちょっとした秘密道具といえるかも。
HiMeLE PCG02のメリット
おすすめポイント(1):スマホサイズの超小型・軽量設計
HiMeLE PCG02の最大の特徴は、その驚異的なコンパクトさです。本体サイズは幅137.5×奥行53×高さ16.25mm、重量約136gと、6インチスマートフォンよりも小さく、ポケットに収まるほどのサイズです。
この超小型・軽量設計により、デスク上のスペースを有効活用できるだけでなく、リモートワークや出張先での使用にも最適です。また、VESAマウントに対応しており、ディスプレーの背面などに固定することも可能。
これにより、オフィスや出張先のホテルなど限られたスペースでも、すっきりとした作業環境を構築できます。
おすすめポイント(2):HDMI+USB-C デュアルディスプレー対応
HiMeLE PCG02は、HDMIとUSB-Cの2つの映像出力ポートを搭載し、デュアルディスプレーに対応しています。両ポートともに4K/60Hzの高解像度出力が可能。
たとえばHDMIポートで大型ディスプレーやテレビに本モデルを直接つないで、そこからUSB-Cで別のモバイルディスプレーにつなぐといった使い方ができます。
これにより片方の画面で資料を表示しながら、もう一方の画面で文書作成やウェブ会議を行うなど、マルチタスクをスムーズにこなせます。
おすすめポイント(3):インテルProcessor N100搭載で日常作業なら余裕
HiMeLE PCG02は、インテルN100プロセッサー(第12世代)を搭載しています。このプロセッサは、4コア4スレッド、最大3.4GHzの動作周波数を持ち、日常的な作業に十分な性能を発揮します。
ウェブブラウジング、オフィスソフトの利用、動画視聴などのタスクなら快適にこなすことができ、ファンレス設計による静音性も魅力です。
また、TDPがわずか6Wと低消費電力で、省エネルギー性にも優れています。これにより、長時間の使用でも電力コストを抑えることができ、環境にも配慮した設計となっています
とはいえ、注意したいところ
周辺機器は必須
スティック型ミニPCという構造上、当たり前ですがノートPCのようにディスプレーやキーボード、タッチパッドはついていません。
なので、本モデルを使う場合はマウス、キーボード、ディスプレー環境が必須となっているため、結局ノートPCよりも荷物が多くなってしまう可能性があるという注意点も考慮しておいたほうがいいでしょう。
あくまでサブ機としての利用が吉
HiMeLE PCG02はコンパクトながらもインテルProcessor N100を搭載し、日常的な作業には十分な性能を発揮しますが、重たい動画編集や3Dゲーム、開発用途などには不向きです。
メモリーは8GB、ストレージもeMMCであるため、高速処理や大量データの扱いには限界があります。あくまでウェブ閲覧、文書作成、動画視聴といった軽作業を中心とした“サブ機”としての使用が現実的です。