≪11月2日≫ワールドシリーズ第7戦 ブルージェイズ対ドジャース、テレビ放送・ネット中継などライブ配信一覧 運命の第7戦 連覇へ!大谷翔平WS2度目の登板が確実な状況に

ドジャース・大谷翔平(左)と佐々木朗希

大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希が所属する米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースの試合日程と放送予定を紹介する。ここでは、11月1日(日本時間2日)にロジャース・センターで行われるトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ最終戦の見どころなどとあわせて解説する。

今回の対戦相手となるブルージェイズはアメリカン・リーグ東地区に所属している(ドジャースはナショナル・リーグ西地区)。ブ軍は今季ア・リーグ全体1位となる94勝を挙げ、ニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックスの伝統球団が集う激戦のア・リーグ東地区を制覇。ワイルドカードゲームは免除され、地区シリーズは3勝1敗でヤンキースを退け、リーグ優勝決定シリーズでは4勝3敗でマリナーズを破った。ブ軍のワールドシリーズ進出は連覇した1992、93年以来、32年ぶり3度目。

ナ・リーグ全体3位のドジャースはワイルドカードゲームでシンシナティ・レッズに2連勝。地区シリーズはフィラデルフィア・フィリーズに3勝1敗、リーグ優勝決定シリーズは4連勝でミルウォーキー・ブルワーズを破り2年連続でワールドシリーズに進出した。

ワールドシリーズは7回戦制で、ド軍が第6戦に勝利し3勝3敗のタイとし、逆王手をかけた。

ロバーツ監督「これは第7戦だ。大谷もグラスノーも先発の可能性がある」

3勝3敗のタイに持ち込み、2年連続世界一に望みをつないだドジャース。運命の第7戦は総力戦となる。

ブルージェイズは第6戦終了と同時に3度のサイ・ヤング賞を誇るマックス・シャーザーの先発を発表したが、ドジャースは未発表。デーブ・ロバーツ監督は「これは第7戦だ。大谷が先発する可能性があるし、グラスノーが先発する可能性もある」と話しており、第4戦で先発した大谷翔平、第3戦で先発し第6戦で救援登板したタイラー・グラスノーのいずれかが先発する可能性が高い。

指揮官は大谷について「ショウヘイは間違いなくピッチングプランの一部。2イニングになるかもしれないし、4イニング投げるかもしれない。どこで起用するかは本人と話し合って決めたい」と語っており、ワールドシリーズ2度目の登板があることはほぼ確実だ。

救援登板の場合、障壁となるのはDHをめぐるルールだ。先発投手であればDHを兼ねて出場することで降板後も打順に残ることができるが、救援投手はDHを兼ねることができないため、DH大谷がマウンドに上がった瞬間にド軍の打順表の「1番DH・大谷」は「1番投手・大谷」となり、DHは消滅する。

大谷が救援登板をする場合、最後まで投げ切るか降板後に外野守備に就くという形でないと、ド軍は打者・大谷を失うことになる。

日本ハム時代の2016年クライマックスシリーズと2023年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝で経験はあるが、メジャーでは救援登板は未経験だ。ロバーツ監督が最後の切り札を切るのかにも注目が集まる。

ブルージェイズ戦の試合日程・開始時間

  • 対戦:ブルージェイズ対ドジャース
  • 日程:2025年11月2日(現地1日)
  • 開始:午前9時00分(日本時間)
  • 球場:ロジャース・センター(カナダ・オンタリオ州トロント)
  • NHK BS:午前8時50分~午後0時00分(午前8時50分~午前9時30分はサブチャンネル)
  • Amazonプライムビデオ(日本語実況フルマッチ):午前8時50分~
  • Amazonプライムビデオ(MLB.TV):午前9時00分~
  • SPOTV NOW:(英語)午前8時59分~(日本語)午前9時00分~

逆王手をかけたドジャースに所属する大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希には日本投手として2人目の偉業が期待される。

日本式の表現なら胴上げ投手-。ワールドシリーズ(WS)でクローザーとして優勝の瞬間にアウトを取れば、2013年の上原浩治(レッドソックス)以来、日本投手2人目となる。

第7戦はド軍がビジターのため、サヨナラ勝利はない。ド軍が世界一になる場合は必ず誰かが胴上げ投手になる。第7戦での登板が確実な大谷翔平だけでなく、第6戦から連投となるが、山本由伸、佐々木朗希にも登板の可能性があるのがワールドシリーズ第7戦だ。

デーブ・ロバーツ監督は「第7戦はすべての投手をつぎ込んで戦う」とコメントしており、第5戦で先発したブレイク・スネルらの救援登板も辞さない覚悟を口にした。第6戦に先発した山本は6回96球で、七回のマウンドには向かわなかった。第7戦はシーズン最後の大一番だけに、救援登板の可能性はゼロではない。2001年のワールドシリーズでは第6戦で先発したダイヤモンドバックスのランディ・ジョンソンが第7戦で救援登板しており、2014年には第5戦で完封したジャイアンツのマディソン・バムガーナーが中2日で第7戦に救援登板し、5イニングを投げたというケースもある。

日本投手3人の中で胴上げ投手にもっとも近い位置にいるのが佐々木だ。佐々木は第6戦で1回0/3、33球を投げているものの、デーブ・ロバーツ監督は「どんな場面でも任せられると思っている」と佐々木に信頼を寄せており、連投となっても大一番で守護神として起用される可能性は高い。

NPB時代に救援の経験がなく、右肩インピンジメント症候群による負傷者リスト(IL)入りを経て、9月に2試合での試運転を経てポストシーズン(PS)のロースター入りを勝ち取った佐々木がWSで胴上げ投手となればまさに下克上だ。

新人投手がクローザーを務めるケースがそもそも珍しいため、新人投手がWSで胴上げ投手となることは極めて異例。WSの優勝が懸かった場面で新人投手がセーブを挙げたのは、2005年のボビー・ジェンクス(ホワイトソックス)が史上初だった。

ドジャースのワールドシリーズの試合結果

  • 10月25日(土)VSブルージェイズ ● 4-11
  • 10月26日(日)VSブルージェイズ 〇 5-1
  • 10月28日(火)VSブルージェイズ 〇 6×-5(延長十八回)
  • 10月29日(水)VSブルージェイズ ● 2-6
  • 10月30日(木)VSブルージェイズ ●1-6
  • 11月1日(土)VSブルージェイズ 〇3-1

※日付は日本時間

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