《米倉涼子マトリガサ入れ報道の深層》ダンサー恋人だけではない「モラハラ疑惑」「覚醒剤で逮捕」「隠し子」…男性のトラブルに巻き込まれるパターンが多いその人生(NEWSポストセブン)

 麻薬取締法違反容疑で厚労省関東信越厚生局麻薬取締部(通称マトリ)が本格捜査へ──。『週刊文春電子版』がその一報を出したのは10月11日のことだった。  同サイトによると、米倉の都内自宅マンションにマトリによる家宅捜索が入り、違法薬物が複数押収されたという。 「10月に入ってマトリと米倉さんに関連する情報が漏れ伝わったことで、彼女の自宅マンション前にはテレビ・新聞など多くの報道陣が集まっていました」(全国紙社会部記者)  米倉はこのマンションで、交際中のアルゼンチン人ダンサーと半同棲をしていた。 「この男性は日本とアルゼンチンを頻繁に往復しており、日本滞在中はほぼ米倉さんと一緒に過ごしている。ただマトリがガサ入れをした際、男性は日本にいなかったようです」(芸能関係者)  元東京地検公安部長で薬物捜査に詳しい若狭勝弁護士が解説する。 「家宅捜索で違法薬物を押収しても、極めて微量のケースや尿から薬物反応が出ないケースは起訴できない可能性があり、その場での逮捕を見送って捜査を継続することはある。  また本件は恋人のアルゼンチン人男性との同居先で押収されたということもあり、彼からも事情を聞かないと実態解明ができないので、帰国を待っていた側面もあるでしょう」

 ガサ入れ報道の前から、米倉自身にも"異変"が生じていた。  週刊文春電子版によると、米倉の自宅をマトリが家宅捜索したのは8月20日。その前日の19日を境に、米倉の公式インスタグラムは更新をストップし、その後は出演予定だったイベントのドタキャンが続いた。 「米倉さんは9月17日、『BARNEYS NEW YORK』の銀座本店のリニューアルオープンを祝したフォトコールセレモニーへの出演を辞退しています。イベント開催の直前になって関係者に降板が伝えられ、一部開催概要が変更されるドタバタぶりでした」(前出・芸能関係者)  9月25日には、英国高級自動車ブランド『ジャガー・ランドローバー』の日本法人が主催するプレス発表会に出演する予定だったが、イベント自体が取りやめになった。さらに10月6日にも美脚の著名人を表彰する『第21回クラリーノ美脚大賞2025』の授賞式を欠席。  米倉サイドは『BARNEYS NEW YORK』セレモニーと『クラリーノ』授賞式の欠席理由について「体調不良」と説明した。  確かに近年の米倉は健康不安が続く。2019年に「低髄液圧症候群」を患っていることを公表。2022年には「急性腰痛症及び仙腸関節障害による運動機能障害」でドクターストップがかかり、ライフワークとなっていたミュージカル『CHICAGO』を降板した。  米倉は当時のインスタグラムに自身の"限界"を訴えるかのような以下の投稿をした。 〈ごめんなさい、ごめんなさい、本当にごめんなさい、ここに来るまで肉体的にも精神的にもボロボロ状態です〉  相次いだイベントの出演キャンセルについて芸能レポーターの城下尊之氏が指摘する。 「基本的にイベントの出演キャンセルには違約金は発生せず、出演料が支払われないだけですが、主催者としては当日の運営に支障が出るので避けたい事態です。  キャリアの長い米倉さんがその重みを分かっていないはずがなく、ドタキャンが続いたことやSNS更新が止まっていたこともあり、異変を察知する関係者は多かったといいます」  この間、すでに米倉が出演するCMにも動きが出ていた。  7月にCMキャラクターに就任したばかりのアクシスコンサルティング株式会社が、当該のCM動画をHP上から削除したのだ。  同社に見解を聞いたが、締切までに回答はなかった。  気になるのはあの人気ドラマの行く末だ。 「米倉さんが主演を務める『ドクターX』シリーズ(テレビ朝日系)は最終作となる映画版が昨年公開され、この8月に配信がスタートしたばかりです。ファンから復活を熱望されている人気作ですが、状況次第では再放送や配信すらなくなってしまう可能性を危惧する声もあります」(テレビ局関係者)


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 週刊文春電子版によれば、マトリは現在海外にいるアルゼンチン人ダンサーの動向を注視しており、事情を聴く予定とされるが、米倉は過去にも交際男性のトラブルが報じられている。  2000年、過去に交際していた既婚男性X氏をめぐるスキャンダルが『FRIDAY』の報道で明るみに出た。  米倉は1996~1997年にかけて当時40代の経営者X氏と半同棲の関係にあり、そのX氏は1998年に覚醒剤使用及び所持と詐欺で逮捕され、米倉も当局の取り調べを受けていたと報じられた。  同誌の取材に対して米倉の母親は覚醒剤については知らないとしたうえで、米倉とX氏の交際を認めていた。 「X氏はこの件で懲役2年10か月の実刑判決を受け、報道当時は服役中でした」(スポーツ紙デスク)  その後、米倉の交際相手になったのは、歌舞伎役者の市川海老蔵(現・市川團十郎白猿)だった。 「2人は2003年のNHK大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』で共演して急接近。しかし交際直後に海老蔵さんと元モデルの間に隠し子がいることが報じられた。当時、イベントに出演した米倉さんは報道陣の問いに『報道が出てすごく残念』とコメントしました」(同前)  この騒動を乗り越え、一時は「結婚秒読み」とまで言われた2人だが、結局ゴールインすることはなく、2005年に破局したと報じられた。  その後も数々の男性と浮き名を流した米倉は2014年に2歳年下の若手実業家と電撃婚するも、わずか3か月で別居が報じられ、2016年末に離婚成立を報告した。 「別居の原因のひとつは、夫のモラハラだったと報じられました」(前出・芸能関係者)  現在の恋人であるアルゼンチン人ダンサーとは趣味で習い始めたアルゼンチンタンゴのレッスンで出会い、意気投合して交際に発展したというが、2人の愛の巣が思いも寄らぬ「ガサ入れ騒動」に見舞われた。 「元恋人の逮捕や隠し子騒動、モラハラ疑惑など、米倉さんの人生は男性のトラブルに巻き込まれ、追い詰められていくパターンが多いんです」(別の芸能関係者)  美しく、強い──そんな米倉のイメージは、ドラマのなかだけのものだったのだろうか。 ※週刊ポスト2025年10月31日号

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