【広島】2度追いついた新井貴浩監督「同じ1敗でもめちゃくちゃ悔しい」決勝点は「タイミングはアウトに見えた」
◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ロッテ5―4広島(12日・ZOZOマリン)
広島は2度追いついたが、最後は1点差で敗れた。同点の7回、先頭の藤原の左前への飛球に秋山がスライディングキャッチを試みたが、後逸して三塁打。続く寺地の投手強襲の内野安打をカバーした二塁・菊池が本塁に送球したが、クロスプレーで決勝点を奪われた。タイミングはアウト。捕手の坂倉が藤原にタッチをかわされる悔しいシーンとなった。
先発のアドゥワが4回4失点と捕まったが、打線は今季初スタメンの大盛が大活躍。2回1死一、三塁から強烈な一ゴロで同点とすると、6回2死二、三塁では中前へ同点2点打。3打点で起用に応えたが、勝利に結びつかなかった。ZOZOマリンでは、交流戦通算11勝24敗2分け。3連戦に勝ち越したことが一度もない。以下は試合後の新井貴浩監督の主な一問一答。
―よく追いついたが
「だから余計に悔しいね。めちゃくちゃ悔しい」
―大盛が起用に応えた
「ねえ、本当にいいところで。出番が少ない中で、ああやって結果を出してくれる。きょうも、いいものを見せてくれたと思います」
―またスタメンで使いたい
「もちろん。1打点目(一ゴロ)もすごくいい当たり。ヒットになってもおかしくない当たりだったから。本当にいいアピールしてくれていると思います」
―7回先頭の藤原の打球は記録は三塁打だが、秋山のミス
「左打者の切れていく打球だったので。そうやね、ちょっと難しかったのかな」
―決勝打も本塁は微妙なタイミング
「まだ確認してないんだけど、あれは空タッチになったのかな。タイミング的には、こっちから見ていたらアウトに見えたので。まだ確認してないので分からないけど」
―うまくかわされた。捕手・坂倉はコリジョンの意識もあったと思うが
「もちろん、(ベースを)開けておかないといけないから。まあでも、それは後で確認します。でも、タイミングはアウトに見えたから。リクエスト出ようかと思ったら、リクエストではなかった。明らかに手が入っていたんでしょう」
―めちゃくちゃ悔しいというのは、ミスでの失点か
「ビジターで3点差を、ああやって追いついて。島内にしても、森浦にしても勝ちパターンの投手を投入しているわけだし。やっぱり勝ちたかったよね。だから、1敗は1敗なんだけど、めちゃくちゃ悔しい。そういう意味でね。こっちは3点差を追いついて、大盛のあれ(活躍)でね。勝ちパターンをいって、ああいう負けは、同じ1敗でもめちゃめちゃ悔しい」