史上初の「女性総理大臣」誕生か? 自民・高市議員の愛車「トヨタの"スポーツカー"」がスゴかった! 「スポーツバイク」も好き? 総裁選で「クルマ好き」からも注目 まもなく投開票へ
まもなく自民党の新総裁が決定します。事実上、石破首相の後任が決定する形となりますが、立候補者の1人である高市 早苗議員は、クルマ好きとしても有名です。「かつての愛車」は、国産屈指の名車の1台でした。
クルマ好きだからこそ「クルマの税制」抜本改革に注視
2025年10月4日、自民党総裁選挙の投開票を迎えます。今回立候補したのは5人で、各立候補者は党員票を獲得するべく、派閥や党所属議員の事務所の訪問に奔走するなど、最後の追い上げを図っています。
その立候補者の1人である高市 早苗 議員は、かつて大の“クルマ好き”であることを明らかにしており、所有していた愛車についても話題になっています。
自民党総裁選は9月22日に公示後、全国約90万人の党員による投票が3日までに実施されます。立候補者は投票日までに演説や討論会などを開催し、投票を呼びかけています。
国会議員および党員をあわせた計590票のうち、過半数の票を獲得できればそのまま当選となりますが、過半数に届かなければ上位2名による決選投票が実施され、得票数の多い議員が当選。事実上、第104代目となる内閣総理大臣(以下総理大臣)が誕生します。
立候補者の1人である高市氏は昭和36年(1961年)3月7日生まれの64歳。奈良第2区の選出で、衆議院議員第10期目です。
岸田内閣では、経済安全保障担当大臣と内閣府特命担当大臣(科学技術政策、宇宙政策、クールジャパン戦略、知的財産戦略)を兼任しました。
今回の総裁選には、9月19日に出馬を表明し、3度目の挑戦となります。当選すれば史上初の女性総理大臣が誕生することが濃厚です。
そんな高市氏ですが、意外な一面もあります。過去2021年の総裁選立候補時、週刊新潮(2012年8月30日号)の特集記事でトヨタ「スープラ」3代目(A70型・以下70スープラ)を愛車にしていると取り上げられ、スポーツカーファンを中心に大きな話題になったのです。
70スープラは1986年2月に登場した3ドアスポーツクーペです。低いノーズに長いボンネット、リトラクタブルヘッドライトを採用したスポーティなフォルムに、後輪駆動+高性能な直列6気筒エンジンを搭載。
国産スポーツカーの代名詞として知られ、現在もなお根強いファンを獲得する「屈指の名車」といえます。
ルーフを取り外すことのできる「エアロトップ」も用意し、スペシャリティカーとしてのキャラクターも持ちますが、全日本ツーリングカー選手権をはじめ、レースでも優秀な成績を収めたこともあります。
そして1993年5月、4代目(A80型)に入れ替わる形で販売が終了しました。
そんな70スープラですが、高市氏は週刊新潮の記事で、「働いて貯めたお金で初めてかったクルマ」と明かしており、約430万円で購入。
「発売前から楽しみで。メタリックパールホワイトを仕入れてもらうのに時間がかかってずいぶん待って」(週刊新潮 同号から引用)と語っていました。
さらに、過去には出馬時に70スープラで選挙区をまわるなど、約22年間も乗っていたというエピソードも話しています。
なお、高市氏の70スープラは地元奈良県で保管されたあと、地元のトヨタ販売店「奈良トヨタ」が創業80周年の記念プロジェクトとして「STスープラ80レストアプロジェクト」を実施し、フルレストアが施されました。
これまでトヨタのクラシックモデルのレストアを手掛けてきた奈良トヨタの有志によって新車のように蘇った70スープラは、奈良トヨタが運営する「まほろばミュージアム」に寄贈され展示されています。
このように高市議員と70スープラには様々エピソードがありますが、今回の総裁選に再び立候補したこともあり、SNSなどでも話題になっています。
「高市さん、愛車70スープラとかビビる…」「スープラ乗ってんの?」「先輩ってお呼びしたい」「マジで渋すぎる」「官邸に乗り付けてほしい」など、驚きの声が多数寄せられています。
一方で、「スープラ乗っていることは政治には関係ない」と、クルマ好きと政治は無関係だとする意見もあります。
また、「自動車税の13年経過の重課税の廃止と税率の引き下げ、ガソリン税廃止、車両盗難の厳罰化。70スープラを持ってたりバイク好きだからこそこの辺に手を入れて欲しい」「我々に近い目線で考えてくれてると信じたい」など、クルマ好きであるということから、近年特に動向が注視されている、クルマに係る税制の抜本的な改革を求める声も上がっています。
ちなみに、高市氏は二輪車も好きで、カワサキの「Z400GP」を乗っていたことも明かしています。
※ ※ ※
投開票は10月4日13時から自民党本部で開始される予定です。