スタッド・ランスが2部との入れ替え戦へ…最終節で敗戦、他会場が後半ATドラマでまさかの16位フィニッシュ
スタッド・ランスは17日、リーグアン最終節でリールに1-2で敗れた。残留を争っていたル・アーブルが後半アディショナルタイムの逆転ゴールで勝利を収めたため、16位に転落して2部との入れ替え戦に進むことになった。
14位で最終節を迎えたスタッド・ランスは、同勝ち点の15位・ナントと2ポイント差の16位・ル・アーブルに順位を逆転された場合、2部との入れ替え戦に進む状況。FW中村敬斗が累積警告で出場停止となり、FW伊東純也は足首の怪我で万全なコンディションではないというが、残留争い最終決戦で先発入りした。また、DF関根大輝も2試合連続の先発出場となった。
立ち上がりは拮抗した展開となる中で、次第に欧州カップ戦出場権を争っているリールがペースを握る展開に。するとリールは前半37分、DFトーマス・ムニエのミドルシュートが相手に当たってゴール前にこぼれたところをMFレミ・カベッラが押し込んで先制に成功した。
それでもスタッド・ランスは後半15分、伊東の右CKが相手にクリアされてファーサイドに流れたところをDFセルヒオ・アキエメが左足一閃。強烈なボレーシュートがゴールに突き刺さって大きな同点弾が生まれた。
得失点差の関係で引き分けでも残留が確実のため、チームは守備に重きを置く形に。後半24分には伊東を退げてサイドバックを主戦場とするDFノア・サンギが投入された。
ところが後半39分、DFジョセフ・オクムがFWチュバ・アクポムを倒してしまって痛恨のPK献上。これをアクポムに決められて終盤に勝ち越しを許した。
他会場では15位のナントが大きなリードを手にしており、16位のル・アーブルは同点という状況。このままいくとスタッド・ランスはル・アーブルには追い抜かれず、残留圏ワーストの15位フィニッシュを果たせる展開で、最終盤に突入した。スタッド・ランスはGKイェバン・ディウフがセットプレーで攻撃参加するなど自力残留を目指したが、追いつくことはできずにタイムアップを迎えた。するとストラスブールと対戦中のル・アーブルが2-2の後半アディショナルタイム、PKを獲得。MFアブドゥライェ・トゥーレが後半45+9分にこのPKを決め、ル・アーブルが逆転残留を果たした。
スタッド・ランスは痛恨の16位転落。今月24日にパリSGとのUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を懸けたクープ・ドゥ・フランス決勝を行うが、新たに2部のメスとホーム・アンド・アウェー方式での入れ替え戦も組まれることになった。
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