ロハスのWS起死回生弾の直前、スミスが告白したまさかの心境「ショウヘイのために…」 今オフFAも貢献度を強調「ミギーは素晴らしいチームリーダーだ」

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優勝トロフィーを掲げるロハス。今オフFAとなる。(C) Getty Images

 土壇場での一発に称賛の声が止まらない。  球団史上初のワールドシリーズ(WS)連覇を果たしたロサンゼルス・ドジャース。チームの扇の要ウィル・スミスは現地11月5日、同じロサンゼルスを拠点とするNBAレイカーズのホームアリーナを訪問。地元局『Spectrum SportsNet』のインタビューに応じ、「本当にクレイジーだった」と頂上決戦を振り返っている。  スミスは、「(WSを)振り返ったときに楽しい瞬間がたくさんある」と続け、トロント・ブルージェイズとの激闘を回顧する。両軍3勝3敗で迎えた第7戦については、「9回に出たミギー(ミゲル・ロハス)の一発が傑出している。僕も延長11回に本塁打を放ち、ヨシ(山本由伸)も仕事をしてくれた。チーム全体の努力の結果。本当にクールだ」と語り、まだ興奮が冷めていない様子だった。  この試合、ドジャースのWS連覇に不可欠なターニングポイントとして脚光が当てられるのは、スミスが挙げたロハスの起死回生弾で間違いないだろう。3対4と1点を追う9回1死の場面、ブルージェイズの守護神ジェフ・ホフマンが投じた7球目のスライダーをロハスは捉える。レフト方向にライナー性で飛んだ打球はフェンスを越えて同点ソロに。36歳のベテランが一振りで試合を振り出しに戻し、ドジャースは息を吹き返した。  スミスはロハスの活躍ぶりに触れ、「正直に言うと、ミギーがショウヘイ(大谷翔平)のために出塁してくれることだけを願っていたんだ」と笑いながら本音を漏らすも、「素晴らしいチームリーダーだ。いつもポジティブで、僕らを引っ張り、クラブハウスに活気をもたらす。そんな存在は長いシーズンに必要だ」と、ロハスの貢献度の高さを強調していた。  今季限りでフリーエージェント(FA)となっているロハス。チームにとって欠かせないベテランの去就動向は、ストーブリーグで大きな焦点のひとつとなりそうだ。 構成●THE DIGEST編集部

【動画】敗北寸前のドジャースを救ったロハスの同点ソロ弾

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