DS ナンバー8発売。4ドアのクーペフォルムSUV、新世代のフラッグシップBEVサルーン

2026年5月28日、ステランティス ジャパンはDS オートモビルの新世代フラッグシップEVサルーン「ナンバー8(No8)」を発売した。

「ナンバー8」は、ステランティス グループがプロデュースする「DS オートモビル」ブランドの新たなフラッグシップだ。2023年に発表されたコンセプトカー「DS エアロスポーツラウンジ」からインスパイアされて2025年にワールドプレミア。日本では同年5月のフォーミュラEや2026年1月の東京オートサロンで先行公開されている。「ナンバー8」という車名は、DSオートモビルが展開する新たな命名理念に基づいており、2026年5月13日に日本で発売された「ナンバー4」に次ぐモデルとなる。

スタイリングは、SUVの力強さとクーペの優雅さを融合した流麗なプロポーションが特徴的だ。ヘッドライトには3つのライトユニットと8つのダイヤモンド型LED装飾を水平に配置し、左右にV字の縦型LEDデイライト、そしてDSライトブレードがワイドなフォルムを強調。さらに、フロントには光のラインが流れるように輝くDSルミナススクリーンを搭載する。リアには、DSオートモビルのラインナップで初の垂直ラインを取り入れた3D LEDテールランプを採用している。

クーペとSUVを融合したプロポーション。DS初の垂直ラインを取り入れた3D LEDテールランプも採用。

インテリアは、ダッシュボードからドアトリムに至るまでをシームレスに構成し、車内全体が一体感のあるコクピットを創出している。シートからダッシュボード、ドアトリムにいたるまで最上級のナッパレザーを使用し、パールトップステッチや、パリの伝統装飾に着想を得た「クル・ド・パリ」パターンが随所に施されている。

シートは、前述のDS エアロスポーツラウンジ コンセプトに基づいたヘッドレスト一体型を採用。ヘッドレスト下部にはネックウオーマーも採用している。クルージングヨットから着想を得た、独創的なXシェイプ ステアリングホイールもユニークだ。

インフォテインメントには、DS初の16インチワイドタッチスクリーンを備えたDS アイリスシステムを採用。さらに、視認性と安全性の向上のためDS独自のライティング技術であるDSピクセルLEDビジョンや、車両後方のカメラ映像を表示するデジタルルームミラーも装備している。

16インチのワイドタッチスクリーンやユニークなXシェイプ ステアリングホイールを採用したインテリア。

ナンバー8はステランティス グループがC/Dセグメント向けに設計したプラットフォーム「STLA ミディアム」を採用し、97.2kWhという大容量のバッテリーを搭載。前後に高効率電動モーターを搭載したデュアルモーター4WDで、システム最高出力350psを発生し、0→100km/h加速は5.4秒を達成している。WLTPモード航続距離は750kmで、急速充電は最大160kWに対応する。

日本仕様は、標準モデルの「エトワール AWD」(車両価格1005万円)と、ラミネーテッドパノラミックガラスルーフやフォーカル社の3Dプレミアムオーディオシステムなどを搭載した「エトワール AWD アブソリュートコンフォートパッケージ」(同1045万円)の2グレードで構成される。

DSオートモビルならではの先進的なライティングデザインが際立つフロントまわり。

DS ナンバー8 エトワール AWD 主要諸元

●全長×全幅×全高:4845×1900×1585mm●ホイールベース:2905mm●車両重量:1635kg●モーター:交流同期電動機×2●最高出力:前207kW/7500rpm、後83kW/14000rpm●最大トルク:前343Nm/250-5300rpm、後166Nm/0-4735rpm●バッテリー総電力量:97.2kWh●WLTCモード航続距離:750km●駆動方式:4WD●タイヤサイズ:235/50R20(オプションで255/40R21も設定)

●車両価格(税込):1005万円


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  3. 【写真蔵】レース直系「Vシリーズ」の伝統を受け継ぐ、キャデラック リリックV

キャデラック初のBEV(電気自動車)「リリック」にレース直系「Vシリーズ」の伝統を受け継ぐ高性能モデル「リリックV」が登場した。そのディテールを写真で紹介しよう。

リリックは、2021年に発表(日本仕様は2024年に発表)された、GM(ゼネラルモーターズ)がプロデュースする「キャデラック」ブランド初の電気自動車だ。キャデラックではパフォーマンス サブブランドとしてモータースポーツで培ったテクノロジーと走りへの情熱を市販車として具現化した「Vシリーズ」をラインナップしている。

今回、日本デビューを果たした「リリックV」は、そんなVシリーズ初のフル電動SUVとなる。前後にモーターを搭載した4WDで、システム総合の最高出力は646ps、最大トルクは904Nmを発生。ドライブモードは「ツアー」「スポーツ」「スノー/アイス」に加えて、好みの設定ができる「マイモード」、そしてリリックV専用の「Vモード」を備える。「Vモード」にはクローズドコースのみで使用可能な「ヴェロシティマックス モード」も備え、0→96km/h加速は3.3秒を達成する。

そのハイパフォーマンスに対応すべく、専用チューンのマルチリンク式サスペンション、ブレンボ製6ピストンのフロントブレーキキャリパーなどを採用。また回生ブレーキは、パドル操作だけで完全停止までコントロール可能だ。

エクステリアでは、美しいサイドシルエットはリリックと共通だが、フロントフェシアやサイドロッカーは専用デザイン。そして22インチのダークカラーの専用リバースリム ホイールとブラックルーフを標準装備して、全体の印象を引き締めている。

3mを超えるロングホイールベースによる、広々としたラグジュアリーな室内空間はベース車のリリックと同様で、インパネには対角33インチという大型LEDディスプレイを採用している。ステアリングホイール中央のVバッジ、赤く輝くVモード ボタン、アルミ製パドル、「V」ロゴ入りナッパレザー製シートなど、専用アイテムも多く採用されている。

史上最速のキャデラックと謳う、リリックVのデリバリーは2027年初頭から開始される予定だ。

キャデラック リリックV 主要諸元

●全長×全幅×全高:5005×1985×1640mm●ホイールベース:3085mm●車両重量:2680kg●モーター:交流同期電動機×2●最高出力:475kW(646ps)●最大トルク:904Nm●バッテリー総電力量:95.7kWh●WLTPモード航続距離:471km●駆動方式:4WD●タイヤサイズ:275/40R22

●車両価格(税込):1890万円

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