NLDSは古巣ブレーブスとの対戦 フレディ・フリーマンはなぜドジャース移籍を決意した?

ロサンゼルス・ドジャースとアトランタ・ブレーブスのNLDS(ナショナルリーグ・ディビジョンシリーズ)での対戦が決まり、フレディ・フリーマンが古巣を相手にどのような活躍を見せるかに注目が集まっている。

フリーマンはすでに両チームにとって伝説的な存在だ。

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2021年にはブレーブスでワールドシリーズを制覇し、2024年と2025年にはドジャースでワールドシリーズ連覇を果たした。だが、12年間にわたってブレーブスの顔として活躍してきたフリーマンがアトランタを去った時は衝撃が走った。

フリーマンは一つのチームでキャリアを全うするフランチャイズプレーヤーのように思われたが、ブレーブスで最初の優勝を達成したオフ、意外にもブレーブスを離れ、ドジャースへ移籍した。その経緯にはフリーマン自身の決断とともにブレーブスの意思決定も大きく関わっていた。

ここでは、ドジャースとブレーブスのシリーズを前に、フリーマンがドジャースへの移籍を決断した経緯を振り返ってみる。

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フリーマンがブレーブスを去った訳

フリーマンは2021年にブレーブスがワールドシリーズを制覇したシーズンのオフ、フリーエージェントとなった。この時点で彼がアトランタを離れると予想していた人はほとんどいなかった。しかし、さまざまな理由が重なり、フリーマンはドジャースと6年契約を結ぶことになった。

その背景にあった大きな要素がロックアウトだ。このオフシーズンの契約交渉はロックアウトによって停滞してしまった。フリーマンはロックアウト発生前に契約を結んでいなかったため、2022年3月にロックアウトが解除されるまで契約交渉が本格化しなかった。

オフシーズンが再開されてから1週間も経たないうちに、フリーマンの契約交渉はアトランタ復帰から一転し、故郷のドジャース移籍へと傾いていった。そしてフリーマンの交渉が予想通りに進まなかったブレーブスはフリーマンとの契約がまとまらない中、早々にマット・オルソン獲得のトレードに動いた。

「これは私がこれまでに下した中でも最も難しい決断であり、最も困難なトレードだった」と、ブレーブスのアレックス・アンソポロス社長兼GMはオルソンのトレードがまとまった際、フリーマンとの決別を念頭に置いて語った。

ブレーブスは当時27歳だったオルソンと8年総額1億6800万ドル(1ドル157円換算で約263億7600万円、以下同)の契約を結び、コストパフォーマンスに優れていると判断した若い選手の起用を選択した。

オルソンのトレードがまとまり、ブレーブスとの再契約の可能性がないことを知った時点でフリーマンのロサンゼルス行きはほぼ確実視されるようになった。ドジャースが真剣な獲得意向を示していたこともあり、ロサンゼルス近郊で育ったフリーマンにとって故郷に戻るという魅力は無視できないほど大きくなっていった。

結局、当時32歳だったフリーマンはドジャースと6年総額1億6200万ドル(約254億3400万円)の契約を結んだ。

「最終的にチームを選ぶ段階になって、67歳の父と86歳の祖父がこれからは毎日自分のプレーを見に来ることができると考えた」とフリーマンは入団記者会見で語った。

「故郷に戻り、家族の前でプレーできること。それが自分がドジャースを選んだ理由だ」

5シーズンが経った今、このトレードは双方にとってウィンウィンの結果となったように思える。

ドジャースはフリーマンを擁して2度のワールドシリーズ制覇を果たした。一方のブレーブスはフリーマンを失って以来、NLCSにすら出場できていない。だが、オルソンは5年間にわたりアトランタで全試合に出場し、1シーズン平均37本以上のホームランを記録している。フリーマンが去って以来ブレーブスがワールドシリーズを制覇できていないのは決して一塁に穴が空いたからではない。

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フレディ・フリーマンの両チームでの成績

  ブレーブス ドジャース 年数 12 5 試合数 1,565 767 打率 .295 .306 出塁率 .384 .386 長打率 .509 .499 本塁打 271 112 打点 941 451 安打 1,704 894 得点 969 484

※Baeball-Referenceより

フリーマンはドジャースでもブレーブス時代と変わらぬ活躍を見せている。彼の才能と安定感の証と言えるだろう。打撃成績はどちらのチームでもほぼ同様で、両チームで1シーズンあたり平均22本前後の本塁打を記録している。

原文:Revisiting why Freddie Freeman left Braves for Dodgers in free agency翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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