中小型株の選別強まる、TOPIX改革「第2弾」でニューマネー流入に期待 <株探トップ特集>
大手証券では、第2弾の実施によりTOPIX構成銘柄は約990銘柄に減少し、1000銘柄を割り込むと予想。スタンダード、グロース市場からは35銘柄程度の新規採用を見込んでいる。具体的には、スタンダード市場からは、日本マクドナルドホールディングス <2702> [東証S]やフェローテック <6890> [東証S]、セリア <2782> [東証S]、東映アニメーション <4816> [東証S]、ヨネックス <7906> [東証S]、ワークマン <7564> [東証S]など。グロース市場からは、GO <581A> [東証G]、トライアルホールディングス <141A> [東証G]、ジーエヌアイグループ <2160> [東証G]、オンコリスバイオファーマ <4588> [東証G]、フリー <4478> [東証G]、パワーエックス <485A> [東証G]、MTG <7806> [東証G]、タイミー <215A> [東証G]、アストロスケールホールディングス <186A> [東証G]、QDレーザ <6613> [東証G]、Synspective <290A> [東証G]、ティアフォー <593A> [東証G]といった12銘柄程度が新規採用される可能性がある。この改革により除外銘柄の構成比率は約2年をかけ段階的に引き下げられ、最終的にゼロとなる。27年10月に一部見直しの再評価が行われ、28年以降は毎年10月に定期入れ替えが実施される。実際の入れ替えは10月最終営業日に行われる。
プライム市場では600強の銘柄が採用から外れることも見込まれるが、その一方、スタンダード、グロースの両市場にとってはTOPIXの対象に入る歴史的なイベントとなる。新興市場の成長企業には、先行きのTOPIX採用を視野に機関投資家からのニューマネーが流入しやすくなりそうだ。 ●アキッパやベルテックスなど直近IPO銘柄に買い資金も 一方、足もとでは中小型株の動向を示す東証グロース市場250指数は、8月は前月比で18%高と急伸し、9月は同1%安と横ばい圏だった。AI・半導体関連株の上値が重くなるなか、個人投資家には投資資金をIPO銘柄を含む中小型株に向ける動きも出ている様子だ。特に、9月に新規上場した駐車場マーケットプレイス「アキッパ」の運営を手掛けるakippa <627A> [東証S]など直近IPO銘柄が見直されている。9月には9社が新規上場したが、設置型の健康社食サービス「OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい)」などの企画・運営を手掛けるKOMPEITO <618A> [東証G]やリワードマーケティングプラットフォーム「SKYFLAG」を運営するSkyfall <625A> [東証G]、不動産コンサルティングのベルテックス <623A> [東証S]などの銘柄が堅調だ。レゾナック・ホールディングス <4004> [東証P]の石油化学事業がパーシャルスピンオフし29日に上場したクラサスケミカル <646A> [東証S]は、株主還元では株主資本配当率(DOE)5%を目標としており、足もとの株価は配当利回りで5%台と高いことが注目されている。
●10月IPOは3銘柄、ルクレ、トグルHDに注目 そんななか、10月IPOでは3社が新規上場する。昨年に比べ6社の減少となる。上場維持基準を引き上げるグロース市場改革が引き続き影響し、IPOの減少基調は続いている格好だ。10月IPOの具体的な内訳は東証グロース市場に2銘柄、名証ネクスト・福証Qボードへの同時上場が1銘柄というものだ。13日のアイビスホールディングス <9334> [名証N]は、就労継続支援B型事業の運営を行っている。TOKYO PRO Market及びFukuoka PRO Marketから名証ネクスト・福証Qボードへの上場となる。発行価格から弾いた資金吸収額は1億円台、時価総額は10億円程度。15日にはルクレ <648A> [東証G]が登場する。同社は建設、保育・教育、自動車の車体修理・整備などフィジカルワーカーの現場業務に対し、写真を起点とするDX支援を行っている。発行価格から弾いた資金吸収額は57億円程度、時価総額は約140億円だ。30日にはトグルホールディングス <652A> [東証G]が登場する。同社は独自のAI技術を活用した再開発可能土地の仕入れ販売及びAIシステム・AIエージェントの開発などを展開している。想定発行価格から弾いた資金吸収額は150億円程度、時価総額は600億円近辺と大型のIPOとなる見通しだ。
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